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巷説百物語 京極夏彦著

文体が古文調なので初めは読みづらいが、テンポがいいので慣れてくるととんとん進む。妖怪よりも恐ろしい人間の業をえぐり出す。内容が内容だけに読後感がさわやかとはいかないが、ここまで突き詰めると、逆に美しいと感じた。とくに最後の物語。愛する女の死体の傍らに添い続ける男の話。死骸が醜く変貌していっても男は側を離れない。かなり凄みのある話だが、何故か凄惨な美しさが漂っている。

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