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黒革の手帖  松本清張 著

 主人公元子は、勤めていた銀行の金を使い込みながら、逆にそれを許した銀行のシステムの脆弱性を突き、金を脅し取り、地味な行員から銀座のママに華麗な転身をとげる。銀座の店を足がかりに、さらなる野望を膨らませて、脅迫のねたを黒革の手帖に綴っていく。しかし、欲に目がくらんだ元子には、足元に広がる大きな落とし穴が見えていなかった。読ませる小説。先が気になって一気に読んでしまう。しかし、30年以上前の小説なので感覚的には古くて違和感を覚えてしまうところも多い。34歳の元子を大年増、40歳の男性を初老というのはちょっと…。いや、作品の質には関係ないところですけど…主人公の年に近い私としてはつい引っ掛かってしまいました。

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黒革の手帖黒革の手帖(くろかわのてちょう)は松本清張の小説。1億2000万円の巨額の金を横領した女性銀行員が、架空預金者のリストを記した手帳と美貌を片手に世の男性をとりこにしていく銀座の高級クラブのママに転身する。そこで起きる様々な人間関係をリアルに描いたヒューマン・サスペンス・ストーリーである。W...... [続きを読む]

受信: 2005年6月 5日 (日) 21時12分

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