絵が好きな方におすすめ本
なんだか無性に絵が描きたくなって(翻訳の勉強からの逃避行動でしょうか?)、本屋さんで、絵の入門書の棚の辺りをうろうろしていたら、とても楽しい本を見つけました。
「永沢まことのとっておきスケッチ上達術」草思社
絵は好きなんだけど、デッサンや模写を描き続けるのはなんとなくつまらない(カルチャースクールのデッサン教室は半年でやめてしまいました)、そんな私にはぴったりの本。とにかく楽しんで描くという事を大事にしている本です。作者の永沢さんは学習院の政治学科出身で、画家としてはちょっと異色の経歴をお持ちです。
ニューヨークで8年間、日々街角でスケッチしながら自分のスタイルを模索しつづけ、「線描き」という方法に行き着いたそうです。永沢さんによれば、線はその人自身を表し、「意思の強さ、弱さ、決断の早さ、遅さ、その時の感情のあり方や体調まで」線に現れる、のだそうです。そして、線が死んでしまわないように、下描きをせずに、いきなりペンで描き出すことを勧めています。
実際この方の絵には、がちがちの模写のような絵にはない、いきいきとした生命力があり、躍動感にあふれています。で、読んでいるうちにだんだん自分でもやりたくなってきて、絵の具とペンを買いに走ってしまいました。
さっそく描いてみました。下描きをしないって、不安なような気もしていましたが、やりだすと楽しいです。とにかく、単純にたのしい。こういう単純にたのしい事って、もっと大事にしなきゃ、だなあ、などとしみじみ思ってしまいました。
作品第一号。調子に乗って、ブログに載せてしまいました。 メリークリスマス!!
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