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The Firm J・グリシャム著

今年に入って初めての洋書、読了しました。いつにもましてスローテンポ。引っ越しが入ったせいもありますが、あまりこの本に興味が持てなかったせいもあるかも。仕事柄、おもしろそうかなーと思って読み始めたのですが、いまひとつ響いてきませんでした。主人公の性格が悪いのがちょっとなあ。

 主人公ミッチはロースクールを出たての新人弁護士。優秀な成績で大学を卒業し、大手の法律事務所からも望まれていたが、待遇が格段に良い、地方の小さな事務所に入ることに決める。そこでは、弁護士一人一人にBMWがあてがわれ、家も、誰もがうらやむ豪邸を、破格の低金利ローンで提供される。同僚たちはみな高級品を身につけ、昼食も高級レストラン。極端なほどの高待遇を、「働く弁護士たちが幸せであることが、事務所の利益にもなるからだ」と説明する事務所側。貧乏暮らしで苦労して大学を出たミッチは、経験したこともないリッチな生活に有頂天になる。
 しかし、実は事務所には裏の顔があった。法律事務所という表の顔を隠れ蓑に、マフィアの黒い金をローンダリングしていたのである。新人の弁護士には綺麗な仕事のみをさせて、高給と高待遇を与えておく。後に秘密を知らされても、どっぷりと贅沢に浸った体はもう事務所から離れられなくなっている。
それでも、事務所を離れる人間はマフィアに消されるはめになるのだ。
 FBIの人間から事務所の秘密を知らされたミッチは、事務所の実態を暴き一斉検挙するため、内部から証拠を集めはじめる。

うーん。ミッチがどうもあんまり好きになれませんでした。正義感に突き動かされFBIの人に進んで協力するっていうよりは、協力してやるから金を出せと言う感じで(しかも刑務所にいる殺人犯の兄を逃がせとか無理難題をFBIに要求するし。)、まあ、たくましいと言えばたくましいのですが……。エンディングもなんだかなあ。
登場人物に共感できないと、読書ってノレないものですね。

英語的には読みやすいほうでした。法律用語が多いのが多少難。視点が細々動くのが少し読みづらかったです。(章ごとくらいならいいのですが)

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