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「ダイナミック 英語速読」という本を試してみました

「分速1000Wordsマスター」という、ど派手なキャッチコピーにつられて思わず買ってしまいました。そこまで早くなくてもいいので、ちょぴっとだけ今より早くなったらなーと思いまして。英語を読むのが遅いもので。

いわゆる速読の訓練法も載っていましたが(目を鍛えて視野を広げる等)、それに加えて、同時通訳方式に戻り読みをしないで読む、意味のあるフレーズごとに区切って読む、イメージをしながら読む、など、早く読むためのテクニックがいろいろと書かれています。

私にとってはなかなか新鮮でした。視野を広げるという発想はまったくなかったので。意識してやってみると、一度に4単語くらいは読めるものなのですね。英語だと、緊張しているせいか、一つ一つ単語を目で追ってしまっていたことにあらためて気づきました。

一週間くらいこの本のやり方を試してみたあとで、速度を計ってみましたら、使用前より、チョピッとだけ(2、3割くらい)早くなっていました。意識するだけでもだいぶ違うものですね。

今日の読書量

洋書【21】ページ

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怖い夢を見ました

I had a bad dream. In the dream, I was killed in a flood. Then I became a ghost, and I went to see my husband first. He didn’t seem surprised and treated me gently as always. After that, I went to see my mother. And there I heard a shocking fact from her; in fact, I was not killed in the flood. Instead, I had been dead for more years than I thought. My mother said I had died when I was a teenager. In that case, I was not even married. The truth was that my husband was just a childhood friend and he pretended to be my husband so as not to hurt my feelings. Hearing this, I felt like my whole world crumbled away. When I woke up, I was weeping.

こういう、ちょっと入れ子状になった夢は、たまに見ます。目が覚めたときは、小説にでもしようかと思うくらい凝った夢だと思いましたが、よくよく考えればどっかで見たような話。シックスセンスか?

今日の読書量

洋書【22】ページ

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前回の反省 お当番でした

前回は夏休み明け第1回目、お当番でした。お当番の日はとくに復習が辛い。自分やみなさんの訳文を見るのが怖いです。しかし、ここはぐっとおなかに力を入れて、しっかり訳文に向き合わなければ。

それでは、

1 何が言いたい文章か
 ここのところ毎回書いているような……。その文が何を言いたいがために書かれた文章なのか、意識した上で訳すこと。直訳すれば「~には87軒のバーがあり、30万人の人間に酒を提供している」となる箇所でしたが、ここで言いたいのは、酒場に何人出入りしているかではなく、この町の人口のこと。それを踏まえて訳さないと、後ろの文章につながりません。

2 思いこまない
  "yawn to their cars "お酒飲んで千鳥足で車に歩いていってすることといったら…当然吐くことよねっ!(←おいおい……)と思いこんでしまいました。ここではyawn はあくびをするということ。「あくび交じりで車に向かう」ということでした。さては、普段の生活態度が訳文に出てしまったか。思い込まない!訳語は一つだけではありません。他の可能性も考えること。

3 対比
 今回の箇所では、重要な対比が描かれていました。普通の人々の世界と、主人公のすむ闇の世界の対比です。英語を訳すのに一杯一杯になっていると、近視になってしまい、対比に気が付きません。一歩引いた目で文章を見てみること。そしてその対比を際立たせるために必要な訳語を選ぶことが大切です。"he walks sober and rested among the drunk and tired."主人公が酔っ払い、くたびれた普通の人たちの中を歩く場面ですが、この場合sober and rested はdrunk and tired と対比になっています。sober(しらふ)はいいとして、 restedを「くつろいで」といったプラスイメージの言葉で訳してしまうと、闇の世界に属する主人公のイメージにそぐいません。単に、drunk and tired の反対で、酔っ払っておらず、「疲れていない」ということ。読者をミスリードしてしまうような色をつけて訳さない。どうしてもそんな訳しか思いつかなければ、切ってしまうほうがベターです。

4 どこを強調するか
"everygodambody" "everybody"に"godam"がついて強調されていました。強調されている場合、何を強調したいのか見極めましょう。全員という量的なものを強調したいのか。今回の場合、前の文で列挙されていた怪しげな職業の人たちのことを考えれば、問題となっているのは量的なものではなく、質的なものであることが分かります。「ろくでなしども」といった強調の仕方が正しい。前後もきちんとみて訳すこと。

5 長い文章は途中できる。
 基本的な技術なのに、すっかり忘れていました。長さに苦しんで何とかしようといじりまわした挙句奇妙な文章になってしまいました。一旦切ってしまえば楽になります。

6 しばらく置いて見直すか、人に見てもらう。
 当番だったせいか、力が入りすぎ、ひねくり回したあげく妙な文章になってしまった箇所が数箇所ありました。主語がなくなってしまっていたり、因果関係が変になってしまっていたり。さめた目で読み直せばすぐ分かるところです。少し訳文を寝かしておくのも大事だなー、と痛感。

今回は、超初心者のようなミスも連発してしまいましたが、先生に表現を誉めていただいた箇所や、流れに沿った訳をすることが出来た箇所もあり、こうして「反省」してきたことが少しは役に立ってるのかなー(だといいなー)と思いました。道は遠いけれど、一歩一歩前に進むしかないですね。

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ちょっと前進

どうやら、今回ノンフィクションのノミネ会員になれたらしいです。

アメリアという翻訳団体が毎月定例トライアルを開催しているのですが、そこで、AAをとるか、Aを年に二度(同一分野で)とると、ノミネ会員になることが出来、翻訳未経験者でも、経験者と同等の力があると扱われるようになるのです。出版会社などのトライアルにも応募できるようになります。

2000年の8月に会員になってから、苦節6年。ようやくノンフィクション分野でノミネがとれました。フィクションの分野ではすでに頂いていましたが、このときは採点が甘めで、登場人物の台詞を取り違えさえしていたのにAをもらってしまったので、自分でも運が良かったとしか思えず、納得できていませんでした。ノンフィクションは、調査能力と読解力の甘い私にとって、かなりハードルの高い分野だったので、それだけに喜びもひとしお。

何だかちっとも前に進めていない気がしていましたが、こういうことがあると、少しは進歩できてるのかも、とうれしいです。たとえ牛の歩みのようであっても。

まあ、ノミネをとったからと言って、出版分野ではトライアル自体少ないので、あまり状況はかわらないんですが。

身近な目標が達成された今、これからは、モチベーションを保つ努力が必要になりそうです。とにかく、授業にしっかりと臨んでいこうと思います。穴のない訳文をめざして。

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洋書【20】ページ

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邪魔 奥田英郎著

高校二年の康輔は、いわゆる非行少年。長く遊んでいたいので、大学には行くつもりはあるが、勉強する気はさらさらない。刹那的な楽しみに耽ってばかりいる。毎晩仲間とつるんで、自販機から金を盗んだり、かつあげをしたり、三人乗りバイクでパトカーを挑発したりして、巷の注目を浴びるのが楽しくてしょうがない。大人なんてみんなコケ脅し。軽く脅せば皆震え上がって金を出す。だが、その日二人目のオヤジ狩りのターゲットはまるで様子が違った。

くだんのターゲット、久野薫は張り込み中の刑事だった。同僚の刑事を張り込みするという気の重い役目を押しつけられ、クサクサしていた久野は、絡んできた少年達につい本気を出してしまう。その騒動で、張り込み相手には張り込みを気取られ、険悪な関係になる。
そんなとき、所轄内の会社で放火事件が起こり、久野は、内偵めいた仕事から解放され、ほっとしながら、聞き込みを開始する。

恭子は二人の子を持ち、スーパーでパートをする平凡な主婦。しかし、夫が、職場の火事の第一発見者となってから、次第に人生の歯車が狂い始める。第一発見者にすぎないはずなのに、警察からマークされ、会社の人間にも妙に素っ気なく扱われる夫。得体の知れない不安がじわじわと胸の中に拡がっていく。

メインキャラクターはこの三人。だが、おもなスポットは久野と恭子に当たっている。
数年前に交通事故で妻を亡くして以来、不眠症を抱えながら、仕事一筋で生きてきた久野。
全てあなた委せてで、人に与えられた幸せを生きてきた恭子。
幸せに背を向けて生きる久野と、目の前の幸せに固執しすぎたために、崩壊していく恭子。恭子に妻の姿を重ね、救おうとする久野の願いもむなしく、恭子の人生はがらがらと崩れていく。しかし、恭子の姿には悲壮感は余り無い。むしろ、嘘で塗り固められた幸せのメッキが剥げていくことで、恭子は、周りに左右されることのない、強かさを身につけていく。平凡な主婦の仮面の中に埋もれていた恭子自身の個性が次第にあらわになっていく。

スピード感のある筆致で、ぐいぐい引き込んでいく。「最悪」と似たタイプの作品。この作品では女性である恭子の心理がよく描けている(豹変ぶりには少し違和感も感じましたが)と思うが、ジェットコースターのように高速で、一点に集束していく「最悪」の緊張感には今ひとつ及ばない。

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良い知らせ

I got some good news a few days ago. My brother got through thean entrance examination of a. medical school. It is part of the national university. Only one in forty passed the exam.
I had thought he would never get through it, so I was astonished at the news.
He is already thirty years old, and hads no background to take the exam. He had already graduated from the school of law several years ago. He didn’t do any job- hunting then. After histhe graduation, he went abroad. He went to China to study Chinese. But he returned home after staying there for only one year, a. And he entered graduate school to study international law. After finishing the school, he went abroad again. He went to Afghanistan this time to assist a famous Japanese famous doctor who saunk wells for local people. He must have been impressed by him. After working for himthem for a year, he went back home and declared that he would be a doctor. Everyone around him objected to the idea. Everybody thought he was too old to take the exam forof medical schools. We worried that he might loose interest in the idea; he was very changeable. In spite of these objections, he studied very hard and acquired the ticket for the medical school. He said that his wish is to working in a hospice. Upon hearing this, I thought he has becoame a little sturdier. I am sure that he will accomplish his wish this time.

驚きました。何をやりですか分からない弟ですが、あの歳で医大に入るとは。今度は最後までやり遂げてくれー。性格がちょっとカツオ君に似ています。お調子者の弟です。

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