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朝型に

朝型に変えることにしました。
仕事から帰ってきて、食事をとって、片づけをして、それから訳文を作ろうとすると、眠さの余り、途中で意識が薄れることもしばしば。それなのに、日中職場でコピー取りなんかをしているときには、必要もないのに頭が冴えまくり、この時間を翻訳にあてられればどんなに良いかと悔しいことしきりでした。

根っからの夜型だし、低血圧だし、絶対起きられない!と思いこんでましたが、人はせっぱ詰まってくるとやれるものですね。4時に起きて、出勤前の2.5時間を翻訳にあてています。スピードは思ったほど上がらなかったけど、時間の質は比べものにならないです。眠いことは眠いけど、少なくとも途中で意識がとぎれることはないし。

ただ、職場では眠い・・・。でも、だいじょうぶ、仕事は慣れてるから。なんとかなります。

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訳し始めてみました

まずは自分の処理速度も把握しなければ、ということで、先週末から、実際に訳し始めています。シノシプスが終わって気が抜けていたので、のろのろの徐行運転ですが。それにしても、遅い、遅い。ハードカバーの洋書1頁を、しっかり目に訳す(英語をちゃんと調べて、あとは日本語の推敲を残すぐらいの状態にするまでに)のに2時間くらいかかってしまいました。まずいなー。少しは効率を考えないと。
 下訳の作業の中に、単語を調べて表を作る作業があるのですが、それが意外に時間をとります。CD-ROMの辞書をひいて、文脈に合う定義だけを抜き出し、コピー、貼り付けしてるだけなんですけどね。今まで、意識してなかったけれど、数ある辞書の定義の中から、文脈にあう意味を見つけ出すっていうのは結構時間がかかるものだったんですね。
 
 なるべく、推敲の部分に時間をかけたいので、とにかく、どんどん進めていきたいところです。やっぱり、翻訳のおいしい部分と言うか、一番の醍醐味は、最後の最後、日本語表現を磨き上げていくところにあるので、(そこに辿りつくまでは、かなり地道な作業です。ひたすら調べて訳す!)できれば、その時間をたっぷり味わう事が出来るようにしたいもの。締め切り近くになってくると、アップアップになって推敲どころじゃなくなりそうなのが怖い。それだけは避けたいなあ。推敲しきれていない自分の訳文ほど、嫌なものはありません。ここは計画的に行かないと・・・・・・。

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しばらく置いてみると

作成していたシノシプス、1週間ぶりに読み返してみました。もうこれ以上推敲しようがないと思っていた文章も、しばらく置いてからもう一回見てみるとあるものですねー。穴がぼろぼろと。とはいえあまりに何度も読みすぎたために、すでに、人に通じる文章なのかどうなのかさえ、自分ではよく分からない状態に・・・・・・。他人に見てもらいたくて、うちのだんなさんに読ませようと思っていたのですが、昨日から激しくお腹を下して悶絶中。もしや、ノロちゃん?あまりにも辛そうで、「ねえねえ、これ読んで」、とか言っている場合でもなく、(何も食べられない状態だったのでオレンジジュースを作ってあげました)仕方がないので、自分で読みかえし、手直しました。そろそろ手放そうかと思います。持っていると際限なくいじり続けて、かえってだめにしてしまいそうなので。

今回、原書のあらすじを作る際に活用したのが情報カードでした。手帳術関係の本を読んだ時に存在を知ったのですが、昔だいぶ流行ったらしいですね。普通の紙より、ちょっとしっかりしていて、小さな(私が使ったのは名刺より少し大きいサイズ)このカードは、移動中にメモをとるのに便利でした。原書に、しおり代わりに挟みながらメモを取りました。名刺入れのような収納ケースもあって、持ち運びも便利。

って、なんだかテレビショップみたいですね。 まあ、普通のぺらぺらの紙でもいいのでしょうけど、なんでもポイポイ、かばんに放り込んでしまうような粗雑な私には、丈夫なカード状のものの方があっていたようです。

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前回の復習

今回の授業、シノシプスまとめに気を取られて、訳文が崩壊気味でした。勉強のために、しっかりやらなきゃ勿体ない。次回は気合いをいれるぞー

1 呼び方に困ったら

今回、「だれだれの母親」が主語になっている文章が連発。かなりくどいので、主語を省いたりしてなんとかしのいだ(省けるところは省いてリズムをよくしたいと思いつつ、これもよく忘れます。)のですが、しのぎきれない文もあり、困っていました。先生は、あとから明らかになる、この母親の名前を主語にされていました。そうか、そうやっちゃえばよかったんだ。

ちなみに、後々関係が代わるような場合は、後の関係でも違和感が出ないような呼び方にしておく方がよいとのこと。

2 数字は確認しなきゃってば

six monthsを6週間にしていました。しっかりしろー!

3 なんで「落ち着かない」のか

例えば、「私は落ち着かない気分だった」という文章があったら、 どうして落ち着かないのか、前後の文章を読んで(忘れがちですが、後ろの文にもヒントあり)きちんと考えること。いろんな可能性を考えてみること。今回の場面では見つめられて落ち着かないのか、手助けを求められて落ち着かないのかなど、いろいろ選択肢がありました。どちらかを選択したらそれに合わせて一貫性をもたせて訳すこと。

4 会社名など固有名詞

 日本語にすると違和感が出てしまうような社名の場合、手を加えてやるのもあり。今回の場面では、お金持ちのおじさんの経営している会社の名前が問題だったのですが、そのまま訳すと下町の工場のような響きの社名になってしまい、お金持ちのイメージを崩してしまいそうでした。日米で文化も違いますから、こういうときは多少手を加える方が、逆に原作に忠実といえるかも。

5 短編での描写の重要性

 一つのしぐさでも、意味が込められています。その人物の役割や背景を考えて丁寧に訳すこと。とくに、短編の場合、短い分、描写の一つ一つが重要になってくるとのこと。

また、日米でしぐさが持つ意味が違う場合もあるので注意。今回のnarrow-eyed 「目を細める」というと、英語では不快感や軽蔑の意味がこもってきますが、日本語では、可愛らしいものを見るときとか、どちらかと言うと、うれしいときに使われるような気がします。今回は、犯人の表情として描かれていたので、どうも違いそう。私は「眉間にしわを寄せて」という具合にずらして訳しました。実際に、訳しながら眉間にしわを寄せてみて、「うん、目も細くなってるし、ま、いっかー!」と勢いで訳してしまいましたが、これはOKだったようです。

ただ、私は、犯人の性格の悪さを表わす表現だと思ったのですが、先生は、この犯人の抱える悩みを表現していると考えられたようです。どちらが正解かはともかく、先生は両方の可能性のなかから選ばれていましたが、私は他に可能性があるとは全く考えていなかったところが問題だなーと。いろいろ思いつけるように想像力を働かさなければ。

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疑問解決

おととい今年初めての授業があったので、他の下訳者の方に聞いてみました。出版の決まっている本のシノシプスを何故作るのか。出版社のためでも、先生のためでもなく、ずばり、生徒のためだったんですねー。何となく、そうかなとは思っていたのですが。

ほぼ出来上がっていたので、ずっと持ってても落ち着かないから早いとこ出しちゃえー!と思っていたのですが、せっかくのお勉強ですから、もうちょっと推敲してみることにします。

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あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。お正月は両方の実家で過ごし、4日に自宅に戻ってきました。帰って仕事があるときよりも忙しいような。今年はお仕事があるので年初から引きこもり生活。遅れをとりもどすべく、昨日から慌てて、シノシプス(原書の要約)をまとめています。今回は訳さないといけないということで、細かくメモを取っていたのがアダになったのか、4枚程度にまとめなければいけないものが、10枚にまで膨れ上がってしまいました。今、ばさばさと余計な枝を切り落としています。(5枚までは何とか削ったけど、もうこれ以上はきついかも……)

でも、シノシプスって、版権とっていない本が売れるかどうか判断するための資料として作るものだと思っていたのですが、今回のような、もう出版が決まっている本についても作成するものなのですね。なんでだろう?

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