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語彙・表現力(鋭い言語感覚)-足りないもの

小学校1年生のころから就職するまで、おままごとみたいなものではありましたが、ずっと文章を書き続けてきて、言葉には人一倍こだわりがあるつもりでした。でも、大甘でした。どんなに頑張っても舌足らずの冗長な訳文しか出来ないときに、先生がずばりと一言で的確に訳されているのを見ると、語彙や表現力のあまりの違いに気が遠くなりそうになりました。いまの自分にこの訳はとてもできない、そう思う箇所が随所にありました。自分では最適の訳語を付けたつもりだった所も、先生の訳と見比べると、妥協してしまっていたことがわかりました。

もっともっと、いろんな文章にふれて、引き出しをいっぱいにしなければ。それこそ、浴びるように読むことにしよう。幸い、この目標は全く苦痛じゃありません(いい文章を読むと、心が喜ぶのを感じます)。早速、下訳を受ける前に読みかけだった本を2冊片付けました。終わったら読もうとリストアップしていた本も続々注文しています。

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決断力―足りないもの

スピード、集中力、語彙力、など、足りないものはいろいろありますが、とくに痛感したのが決断力。スピードや集中力にも大きく関わってくるところです。

最後の最後で訳語を決断しきれないので、時間ばかりかかり、集中力もとぎれがちでした。自分のなかにしっかりとした軸ができていない事が原因だと思います。どの場面でどう対処すればいいかがよくわかっていないため、必要以上に悩みすぎてしまうのです。

そこで、自分の悩みがちなパターンを抽出して、そのテーマごとにテキストファイルをつくり、今回やった実際の失敗例をどんどん書き込んでいくことにしました。先週からその作業をしています。傷が乾かないうちにやったほうが、身に沁みるんじゃないかと思って。

翻訳の心得を書いた自作のカード(下訳中はこれを見ながら最後のチェックをしていました)も、もっとわかりやすく体系化したものに作り直していくつもりです。

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ギャップ

仕事として関わりたい気持ちは強くなりましたが、現状ではとてもむり。それよりもまず、今は、とにかく上手くなりたい、一歩でも先生の訳文に近づきたい。先生とのギャップは天と地ほどあります。どうすればこれを埋められるのか・・・。

最後の方は、自分の訳文と向かい合うのが辛くて、机の前から逃げ出したくなるのを押さえつけるようにしてやっていました。納得のいく訳文をスムーズに生み出せるようになれたらどんなに気持ちいいことか。そうなるにはどうすればいいのか・・・。

千里の道も一歩から。とりあえず前に進むしかありません。まずは、今回の下訳経験をもとに、自分に足りないもの(山ほどありますが)がなんなのか整理し、手に入れるための方法を考えていくことにします。

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色々考えさせられました

昨日は、久しぶりにたっぷり休日を楽しみました。掃除をして洗濯をして、髪を切りにいって、服を買って、お昼寝して、日本語の本をたっぷり読んで。自分の訳文にうんざりしていたので、とくに、美しい日本語が胸に染みました。気持ちよかったー。

今回のことで、色々考えさせられました。翻訳を仕事としてするということを、あまり、具体的に思い描いていなかったのですが(うんと厳しい世界ですしねー)、下訳をさせて頂いて、「もし、翻訳家になったら」というシミュレーション(言葉が悪いですが)が出来ました。

ぼんやりと夢見ていた物とはだいぶ違いました。とにかく地味で、ハードで、遊びにはいけないし、寝不足になるし、疲れ目でできものは出来るし、プレッシャーはあるし。なんだか、残酷な恋人に次々と難題をふっかけられては「これでも私のこと好き?」と聞かれているような感じでした。くやしいけれど、やっぱり好きです。本気で、仕事にできるように頑張ってみたいと思います。

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お、終わった~!!

ついに、下訳終わりました。今日の夕方メールで最後の分を提出しました。あああああ終わった~。なんだか、ものすごい解放感と、一抹の寂しさと。今、いろんな思いが押し寄せています。シノシプスを作り始めたころから数えると、約半年間。長かったなー。本当に勉強になりました。私にとっては世界が変わるような半年間でした。とりあえず、今の自分にこれ以上は出来ない、と思えるくらい(そもそもそのレベルが低いんですが)やれたことが嬉しい。いろんな面で恵まれていたと思います。悔いはないけれど、課題はたくさん残りました。これから少しずつ整理していきたいと思います。とりあえず、今日は思いっきり寝るぞー!それから日本語の本を浴びるほど読みたい(途中、禁断症状が出そうでした。がまんできず、石田衣良をちょっと読んでしまったけど)。映画も見るぞー。

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前回の授業の反省

課題はやっていけませんでしたが、授業は出てきました。きつくても、やっぱり、出た方がいいですね。ヒントをたくさん頂くことが出来ました。

1 作品自体に矛盾がある場合

 大筋は翻訳家が変えることはできませんが、矛盾がある場合は細かいところで微調整したほうがよいとのことでした。例えば、主人公の行動がそのキャラクターと大きく矛盾してしまうようなときは、つかう訳語に気を遣って、なるべく矛盾を感じさせないように、矛盾を薄めましょう。

2 もたつく場合

 原文通りにすると、もたつく場合が多々あります。不必要な例えはカット。違和感を感じさせる表現はなるべく、違和感を弱めるように。

3 辞書に縛られないこと

 辞書よりも、「その言葉がその文脈で使って、おかしくないか」を重視。辞書にあったからは言い訳になりません。

4 小手先でなく全体をみる

  ついつい目の前のものだけいじくってしまいがち、視野を広くして作者的な目線で見ることができるようにならなければ。

5 同じものを修飾する単語同士の方向性が矛盾しないように

 +イメージの修飾語だったら、一貫して+のまま

6 主観と客観

 今回の作品は三人称なので、主観と客観の中間で訳すようにというお話でしたが、場合によって使い分けると良いようです。主観よりに訳すと「どつぼにはまる」のような言葉も使えます。

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類語辞典の限界ーフィードバック反省

第三回提出分の、最後の最後の見直しをしています。違和感のあるところを見つけると、つい、いい訳語がないか辞書や類語辞典を必死に探してしまいますが、それだと今までの見直しと同じになってしまう。もっと大きく捉えなければ。類語辞典はとても便利で、手放せませんが、使い方によっては逆にイメージが限定されてしまう気がします。気をつけなければ。

以前の反省分と重複しますが、さらに反省

1 工夫しようとしすぎて主語を減らしすぎ。省略してはいけないものと区別する。

2 間投詞もいちいち訳さなくてもOK あまり訳しすぎると、三人称が保てなくなる。

3 主観によりすぎている。(こちらを見てもくれなかった、~に行ってしまう。etc.)

 前回提出の際、三人称側に寄りすぎていたので、一人称を意識していたら、やりすぎていたようです。その中間を目指そう。

4 違和感は残さない。 舌たらずのままほっておかない。

  (いくらか困っている人たちに寄付する→寄付に回す)

5 括弧は頑張ってはずす。

6 さりげなくやくす

  比喩が使われている場合、それをそのまま訳して効果が出る場合と、出ない場合あり、きちんと見極めて、出ない場合は、さりげなくやくす。(fall in love with)

7 一文にまとめる。

 二文以上になっていても、ひとつにまとめてすっきり出来るものがあるはず。要チェック。

8 シンプルな動作をだらだら訳さない。

 単純な動作の訳はもたつかせないように。意味があるように見えてしまう。

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