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癖になってる

昨日は、今年初めての授業でした。今度の課題は、テキサスが舞台の物語です。読みはじめてみると「あつーい!いなかー。」という描写が続くので、地球の歩き方などを引っ張り出し、テキサス州のことを調べてみました。8月の最高気温35度!あつそー!(でも、日本の方がひどいか)カウガール博物館に、家畜取引所!いなかー!でも、行ってみたーい。いろいろ調べて、ちょっとした観光気分も味わえました。こういうのも翻訳の醍醐味のひとつ。前回の作品もそうでしたが、その土地の地域性や気候などが、登場人物の気分を象徴していたり、小説全体に漂う香りのようなものを醸し出していたりすることも多いので(下訳した本もそうだった)、舞台となる土地のイメージをつかむのは結構大事なことなんじゃないかなと思います。でも、今回はちょっとイメージにひっぱられ過ぎました。「いなかー」のイメージにひきずられ、ありもしない、干した麦の山を出現させてしまいました。赤っ恥ー。ひとりじゃなかったのがせめてもの救い。

それに、案の定、前回のこども向けアガサクリスティーを引きずってしまいました。だいぶまとめた訳にしてしまった。久しぶりのアウトプットで、妙に気合い入っちゃったのもまずかったなー。下訳の際、原文に縛られて不自然な訳を大量生産してしまった反省から、原文から離れてもいいから、とにかく文脈を読み取り、自分の中で消化しきった、砕けた訳をつけることを意識してやってきました。実験もかねてだいぶやりたい放題やっていたところに、前回のアガサクリスティー、原文離れに拍車がかかってしまいました。そろそろ原文に沿った硬めの訳に戻します。そうしないと、癖になりそう。
次回から、変に手を加えられないくらい、超短時間で訳すことにしようかなあ。でも、砕くべきところはやっぱり砕くべきでしょうし。ベストは、いったん完全に砕いてから、原文寄りに戻してやるという方法なんでしょうが、いったん砕くと、かかった手間が惜しくなるというか、もとに戻すのが悔しいような気分になっちゃうんだよなあ。でも、だめだ。このままじゃ、戻ってこれなくなっちゃう。自分の中で原文を消化して、自分の言葉で説明しなおす方法は、自由度が高くてやりやすい分、危険です。原文がちょっと訳しずらいというだけで、安易にやってしまうようになると、まずい。必要なところだけでやるようにしよう。いったんやってみるのはいいけど、使うべき場合かどうか見極めて、必要ならきちんと原文寄りに戻すように!

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