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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。ほとんどひとり言のようなブログですが(ときどきホントにそんな気分になります。友人に見てるよといわれると逆にびっくりしてしまう・・・)、懲りずに遊びに来ていただければ幸いです。本年もどうぞよろしくお願い致します。

去年は、実際に出版される本の下訳をする機会に恵まれ、(私の中では)ほとんど、コペルニクス的転換といってもいいほど劇的な経験をすることができました。初めて知識の実を口にしたイブのように、一気に視界が広がりました。その衝撃を余すところなく受け止めるだけの力量が、まだ自分にないのが歯痒いところですが、今年はそれを少しずつでも消化して、自分の実にしていきたいと思います。

28日から31日までの四日間は、ほとんど引きこもり状態でした。次回の課題本を休み中に読むという野望は潰えてしまったので(アマゾンに注文したんですが思ったより時間がかかるようで・・・)、ひたすら授業と下訳の復習。先生の訳文と自分の訳文を見比べて問題点を見つけていく作業です。この四日間の一番の収穫は、「主語と視点の据え方」が少し見えてきたこと。だいぶ混乱していたのでじっくり整理することが出来てよかったです。次回から訳文に生かしていけるといいんですが。

31日からは毎年恒例の実家めぐり。今ようやく自分の実家のほうにたどり着き、羽を伸ばしているところです(ついでに父のパソコンでブログも更新)。今日、明日と泊まって4日の夜には自宅に戻るつもり。

移動中は、自作の反省集を読んでいました。じーっとにらめっこしていてうっすら見えてきたことがあります。これには、「自明のことは省略する」「論文調は柔らかく」「抽象的なことは具体化」等など、自分の失敗パターンから見つけ出した、翻訳の心得が細々、46項目くらい書き連ねてあるのですが、もしかしてすべては、「作者が言いたいことを読み取って、読者にわかるように伝える」というひとことで集約できるのではないかしら・・・・・・と。翻訳する上で、ものすごく当たり前のことなんですが(というか、翻訳を別の言葉で言い換えただけ?)、なーんだ、そうだったのかと、なんだか目からウロコが落ちた気分。でも、言うはやすしで、これを実践するのが難しいんですけれどねー。とくに「わかるように伝える」のほう。読みとるのにいっぱいいっぱいで、読者の立場に立ち、読者がわかるように、そして楽しめるように伝えるということが、まだまだ出来ていません。先生の訳文を見ていると、読者への配慮があふれているのを感じます。「翻訳は愛」という言葉の意味が、なんとなくわかってきた気が・・・・・・。

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