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スピードアップ

先生のスピードが一気にあがってひーひー言ってるところです。、もうひとりの下訳の方もひじょーに優秀で、締め切りまでに数章ぶんまとめて提出してしまうらしく(間に合わない場合は小出しに提出することもできるんですが)、いよいよ迫ってきた感じ。焦るなあ。ゴールデンウィークはひきこもりになるしかない。睡眠時間も5時間を切ってきました。(まだ、あまい?)日中仕事もあるからきつくはなるけど、でも、本の世界にどっぷりつかってあれこれ考えられるのってほんとに楽しい。

下訳の役に立つので、とりあえず前回分の復習をもう少し追加。

・矛盾を見逃さない。

その文章がどういう意味なのかもっと深く考えること。川の温度がサメにとって冷たすぎるというのはどういうことなのか?サメはその川にいるのかいないのか?深く考えれば疑問も湧いてくるはず。疑問が湧いてきたらきちんと解決する。

・回想シーンから現在へ

今回、キャラを立てたいのもあって地の文を台詞調に起こしてみました。それ自体悪い手ではなかったらしいのですがやる場所が悪かったみたい。回想シーンでまとまっているところでやってしまったので、そこだけ現在みたいにちょっと浮き上がってしまいました。そんなときは台詞に「と言った」をつけるだけでも少しは解消されるとのこと

・ニュアンスに敏感になること やっぱり寝かさないと

いろんな訳語候補を比較検討しているとだんだん頭が麻痺してきて、微妙に違うニュアンスの言葉をあててしまうことがあります。今回は2箇所ほどやってしまいました。「無駄話」聞いてもしょうがないようなくだらない身の上話というつもりで当てましたが、ニュアンスがずれてる。「血走った目」は充血を表わしたつもりでしたが、この言葉には必死になっているようなイメージがあり、余計な色がついてしまいます。 しばらくおいて読者の目になってみるとわかります。

 あと、作者のこだわりにこだわるというお話を聞いて、関係ないかもしれませんがフロリダのガイドブックを買ってきました。かなりこの土地にはこだわってますよね。暇なときにぱらぱらめくっています。(いいなーフロリダいってみたい。)

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当番でした

昨日はお当番でした。やっぱり、前もって提出すると、先生に見ていただけるようです。ありがたいことですが、たっぷり絞られ、のしイカのようにのされてきました。やっぱり読み込みが甘いなあ。でも下訳中にお当番やらせて頂いて良かったです。しっかり目が覚めました。細かい復習は週末やりますが、とりあえずの反省を。

・調べ物が甘い、甘すぎる。

今回のはかなり恥ずかしかった。摂氏と華氏の変換が頭の中でうまくできていないんですよねー。数字に弱すぎる。後で確認しようと思いつつ、案の定忘れてしまった。もう、後回しはなし。もともと調べ物が甘い傾向はあるけど、最近さらにひどい気が・・・。理由を考えてみたらひとつ思い当たることがありました。机を買って本当によかったと思うんですが(集中できるし疲れないし)、インターネットの口がダイニングキッチンにあるので、調べ物をするときだけ移動してネットに繋げるようになりました。気が散らないのはいいんですがやっぱり思い立ったとき調べられないとついつい後回しにして忘れてしまう。長いLANケーブル買って帰ろう。

・イメージ検索必ずする。

・センテンス検索もする。

・上手く訳せないときは必ず何かある。

イディオムなどかならず何かあるのでセンテンスで検索してみる。

・作者のこだわるところはこだわって訳す

・ニュアンスが少しでも違うとおもう訳語は使わない

冒頭部分は特に大事。ものの名称などにこだわりがなさ過ぎる。物語の重要な部分に関わってくる場合もあるので、とにかく丁寧にしらべること。今後も初登場の人物や場面があったら注意。せっかくデータがあるのでこまめに検索してみよう。後に何度も出てくるようなら齟齬が出ないようこだわって訳すべきところ。

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訳し始めてみて

先週から訳し始めています。量を訳すのは久しぶりです。いつも課題1、2ページ分くらいをたーっぷり時間をかけて訳していたので、なかなかエンジンがかからない感じ。お当番も手が抜けないしなあ。(今年は新人さんもたくさん?入るみたいなので恥かきたくないし)今年から授業の訳文の提出方法が変わったとかで、前日までにメールで提出しなきゃいけないんだそうです。授業当日に学校に向かう電車の中でも直していた私としてはちょっといたいなあ。でもその分たっぷり先生に見てもらえるのかも(うれしいような辛いような)。

単語の表を作っておくと便利かと思って、少しの間作っていましたが、結局、電子辞書で簡単に串刺し検索できるため、そっちの方が便利で、あんまり紙の表のほうは見ていません。意味なかったかも・・・。電子辞書は高かったけど買っといてよかったです。ザウルスとあわせて、電車の中でもかなり本格的に訳すことができるようになりました。

ザウルスちゃんも大活躍です。電車の中での訳文作りはもちろん、以前から先生の訳文と原書を対訳にし、自分で気づいた注意点を書き込んでエクセルファイルにしておいたので、電車やエレベーターの待ち時間とか、そういう超隙間時間にチェックしています。開くとすぐに立ち上がるのがいいんですよね。文庫本感覚でいつでもどこでも、チェックできる。下訳が始まってしまうとなかなか復習する時間がとれないので、便利です。

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あめあられ

原書、かなり面白かったです。いいなあ、こういうの。思わずにやりとしてしまう表現がたくさんあって、ああ、早く訳したい、などという、身の程知らずな思いが頭をかすめたりもしました。(あとでたっぷり後悔しそうですが。)

笑わせてくれるだけではなく、涙で先が読めない!というシーンもあり(わたしが涙もろすぎるのか)、登場人物たちもみんなキャラが濃くって魅力的で、読んでいてとっても楽しかった。こういういい本だと、この魅力を余すところなく伝えたい!という気持ちに駆られますね。まあ、わたしが気合入れなくても、先生がみごとに伝えてくださることは間違いないんですが。

それにしても、あらためて思うけど、英語は罵り言葉の表現がほんとに豊富ですね。まさにあめあられ。これだけぽんぽん出てくると、お下品ね、と眉をひそめてしまうというより、むしろ、すがすがしいような気がしてくるから不思議です。たくさん表現がある分、毒がないというか。しかし、この多彩な罵り言葉に対応で出来るだけの日本語の表現はないよなあ。おもわず、「罵詈雑言事典」なるものをアマゾンの古本屋さんで購入してしまいましたが、届いてみてがっかり・・・。古い、古すぎる!いまどき、「悪太郎」とか、「おきゃん」とか、使わないよー。編者の方は大正生まれでした。確認しておくべきだった・・・・・・。

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これは・・・

昨日帰宅したら翻訳学校の事務局からメールが届いていました。ひょっとしてこれは・・・。ああ、やっぱり。初回の授業、お当番でした。たしか去年も下訳の時に初回の当番があたったような・・・。初回からまな板の上で切り刻まれるのね~(すごく勉強になるんですけどね)。これは、気合いを入れ直して下訳するようにという、先生からの愛のムチなのだろうか?それとも、単に早く申し込みすぎただけ?ああ、もっとゆっくり申し込んでおけば。

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イケメン

今週末で原書読みおえる予定だったのに、ちょっと平日に残してしまいました。担当部分は丁寧に読み込んでおきたかったから、だいぶ時間を掛けてしまいましたが、きっと、これで、推敲に時間をかけられるはず。でも担当部分、単語や用例の意味やら、段落毎の要約など、いろいろ書き込みすぎて原書が汚くなってしまった。コピーしてから書き込めば良かったなあ。鉛筆で書いたからあとでこすれて消えないか、も心配。

しかし、あいかわらずぶっとんでますねー。しかも、ますますパワーアップしている感じ。読んでいてかなり楽しい本です。構成もとてもいいと思う。(一点に向かってがーっと収束していく感じがいいですねー)今までの作品の中では一番好きかも。これは映像化してもらいたい。

ところで、原書を入手して、作者の顔を初めて見たんですが、かなりのイケメンさんなのですね。俳優さんといわれても信じてしまいそう。こんなの書くひとにはとても見えないなあ。

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訳し始める前に

まーだ原書を読み終わっていません。もちろん訳す前に一通り読むつもりですが、どのくらい単語を引きながら読むかでスピードがだいぶ違います。自分の担当以外の部分はあまり単語も引かず、ざっと流して読んでいますが、担当の箇所は、こまめに引いてすぐ訳せる程度まで丁寧に読みこんでいます。最初は単語表も作っていたのですが(今回は提出不要だけど、あると、色々訳語候補を書き込めて便利)、あまりに進まなくてやめました。かわりに、単語やイディオムの簡単な定義を横に書きとめたり(最初からこの定義に縛られないように気をつけないとなあ)、調べ物が必要そうな箇所に印をつけたりながら進んでいます。その方が後で楽かなあと思ったのですが、しかし、この方法もスピードが落ちるなあ。やっぱり、ざっと読む方法にしようかな。

訳す前に雰囲気を掴んでおこうと思って、同じ作者の先生の訳書を読み返しています。しばらくお風呂読書はこの本になるでしょう。以前授業でもこの作者の作品をとりあげたので、その時のノートもひっくり返して読みなおしています。同じタイプのコメディなので、参考になりそう。読み返しながら、今回訳す上で気をつけていった方がよさそうなことをどんどん列挙。あとは、原書を読みながら、章毎にあらすじをまとめたりしています。

みんな、どんなふうにとりかかってるんだろう。

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