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ディープ・・・

DVDの返却日が今日だったので、出勤前にインファーナル・アフェアⅡを観ました。朝からディープな気分…。Ⅰで対決したラウとヤンの若き日の話でしたが、もしかして主役はウォン警視とサム? みんな心の中に闇を抱えていて、ものすごく悪党なんだけど、愛する人もちゃんといたりして、サムにもハウにも共感してしまう。ハウ役のひと、いい役者さんだなー。でも、ラウには共感できん。拒絶されたからといって、好きな女の人に、あれはないんじゃない?役者さんも美形だけど、バタ臭すぎてねー。

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プチブレイクスルー体験?

つい先日、ふとある光景が浮かんで、「あれ、これ何かで読んだシーンだな、何の本だっけ?」とよくよく思い出してみたら、洋書でした。ブレイクスルーと呼ぶにはあまりにささやかですが、英語で読んだ文章をちゃんと映像化して、しかも長く記憶にとどめられるようになっているってことだよね、とちょっとだけうれしくなりました。いままでも自然にやっていたんだろうけど、ちゃんと、自分が前に進んでいることを時々確認することも、大事なことですよね。そうでないと、気力が続かなくなってしまう。

このところ、下訳ショックで、ネイティブのニュアンスをくみ取れるようになりたいと、ちょっとあれこれ彷徨っていました。i Knowに手を出してみたり、英会話をかじってみたり、ライティングをやってみたり。TOEIC でも受けようかと考えてみたり。どれも、無駄になることはないでしょうが、自分が何のために英語を勉強するのかだけは間違えないようにしないと。限られた時間の中で勉強するのだから、しっかり見極めて、翻訳に必要なことを選び取ってやっていこう。

i knowは適度に。自己満足になってしまいそう。語彙は増やしたいけど、スペルまではこだわる必要はない。

会話(マジックトーカーズ)も、超隙間時間に見る程度に。「ステーキの焼き加減は?」なんていう会話をいくら覚えてみても、小説に出てくることはまずない。

英語日記の方は、役に立ちそう。週一くらいでやっていきたい。さすがにネイティブ、細かいニュアンスの違いを指摘してくれるので、結構目からうろこがぽろぽろ。

ぐらぐらしていた文法をしっかり見直す作業は引き続きやっていく。ネイティブスピーカーシリーズ、ハートで感じる英文法シリーズ(大西泰斗さん)はやっぱりいい。

それから、しばらく、海外ドラマにはまってみようと思っています。海外ドラマ(手始めに、話題のセックスアンドシティ)を借りて、英語字幕を見ながら日本語吹き替えを聞くという、秘密の特訓?をしています。(英語を勉強するなら、字幕を消して英語の音声だけにするところなんでしょうが・・・)文化、背景を知るにはドラマはもってこい。生き生きした会話を浴びることが出来ます。やってみると、速読ならぬ、速対訳という感じで、結構疲れますが、非常に勉強になりそう。映像で刺激が強いせいか、仕事で疲れて眠いときにやっても、頭に入ってくるので、夜、やるのにいいかもしれない。

<彷徨った挙句の結論>

やっぱり、翻訳で一番勉強になるのは対訳だなーと。結局もとのところに戻ってきました。(アウトプットもインプットも同時に出来るし)彷徨い中も下訳の復習はきちんと続けていましたが、もっと比重をあげていこうと思います。前々回の下訳の訳し直しもなんとか時間をとってやっていこう。緋色の記憶対訳も引き続き。時間を確保すべし。その価値が間違いなくある。

ひとと比較して焦ってみてもしょうがない。英語側から登ってくる人と、日本語側から登るひと人がいる。わたしはどちらかといえばたぶん日本語側(その日本語もあやしいけど)。いま英語力が足りなくても、じっくりつけていけばいい。そうすれば結局同じ山頂にたどり着くはずだから。(どっかで下山する羽目になるかもしれませんが・・・。)

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不景気なんですねー

不景気のせいか、やけに仮差押申し立てが増えました。債務者が財産を処分したりして債務逃れをする危険があるときに、仮に相手の財産を差し押さえる申し立てなんですが、2,3年前は年に1回あるかないかだったのに、ここのところ毎週のように申し立てています。事務所でうけているのは企業同士のものなので、規模が大きく、法務局に積む保証金も高額で、緊張するし、手続きは細かいしで、仮差押申し立てがはいると、気がめいってしょうがなかったものですが、これだけ立て続けにやってると、さすがに慣れてくるものですね。

最近じゃ、小切手もってタクシーのなかで(危ないのでさすがにタクシー移動)居眠りできるくらい、心臓に毛が生えてきました。(タクシーの中に忘れないようにしないと・・・)

顧問会社も、この不景気で、ひとつつぶれ、ふたつつぶれ・・・。先日も、ある会社の社長さんが倒産の相談にみえました。社員はまだ何も知らされてないらしい。うー、気の毒・・・。つぶれるときって、結構ぎりぎりまで教えてもらえないみたいですね。心の準備くらいしたいよなあ。

いやいや、ひとごとじゃない、事務所の顧問会社のほとんどは不動産会社なので、このままでは顧問料が・・・。今年の忘年会は大幅にランクダウンしそうな予感。

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前回の復習

お当番でした。ふ、あんなに気合いれたのに。こだわった場所はことごとく見当違い。わたしの目は節穴か? 小手先だけで小綺麗にしても、すぐにぼろがでちゃう。細かいところに目が行くようになったのはいいけど、大筋のところでポカしちゃねー。最近、下訳の復習をしながら感じてたんだけど、これからは細かく一文一文みていく復習だけではなく、もっと大きく場面全体でとらえるような復習のしかたをしていかないと。

・最初にまとめて、あとで説明
 文章が長かったので、最初にまとめるテクニックを使ってみた。これはOK。今までなかなか上手く使えなかったのだけれど、今回は適切なところで使えたらしい。でも、やっぱり詰めは甘い。

・原文どおりに呼応させる努力を
相手のせりふの、ある言葉を受けて、もう一方が答えている場合、その言葉は統一しないといけませんが、うまくできなくて、その言葉をカットすることで解決しようとしてしまいました。粘りが足りない。やる気になればいくらでもやりようがあったはず。前にもこんなことあったよなあ。

・関係を明確にするため表現
原文が固有名詞でも、場面によって関係が明確になる訳語を選択する。 (奥さん、被害者の両親など)

・数字!
何度やれば気が済むのか? 8と18、間違えるなー! 中学生じゃあるまいし。

・繰り返さない、固有名詞(主語)の省略は基本だが、無理はしない。
 それよりも自然な日本語にするほうが優先されるべき。

・腰が引けている訳はだめ
 言いたいことにスポットが当たるように、必要があれば副情報のほうを弱める、削る。上手く捨てられなかったためにぼやけた訳に。自信がなかったので「どうぞ読者の皆さん、うまい具合に意味を読み取ってくださいませ」的な、ヒジョーに腰の引けた訳になってしまった。相手を論理的に説得しているはずの場面なのだから、肝心の弁護士のせりふが、曖昧だったり腰が引けていたり、意味不明だったりすると小説にならない。

・せりふは当事者同士の関係をよく見て
たとえ弁護士でも、素人相手にしゃべるときにあまりむずかしいことを言わないでしょ。

・相手のせりふの何を受けて答えているのか明確にさせる(ちゃんと会話になっているか)
相手が「パターンAかパターンB、どちらでも好きなほうを選べ」と言っているのに対し、Bだけについて言及するような返答をしている場合、必要あれば、相手のせりふを繰り返したり、相手のせりふ(前文)のほうを、ふたつにわけてBの部分だけ独立させて、Bだけを受けて返答しているのがわかるようにする。(あーいろいろ書いていたら、なんだか訳わからない説明になっちゃった… 自分だけ納得してます)

・一般的に通じる訳語を心がける
たとえネット上で見つけても、一般的にそういわないなら採らない。パートタイム学生って言うのは一般的には言わないよね、やっぱり。たまたまそういっているひとを見つけたからといって安易に飛びつかない(これは一単語に限らず、センテンス検索などするときにも注意)。

・たっぷり寝かせましょう
 少し覚めた目で見直せば、当然違和感を覚えたはずの箇所がちらほらと。覚めているときでも、わが違和感センサーはあやしいことがあるので、一度は疑ってみること。

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うおおおおおおお

切なすぎるじゃないか、トニーレオン!

失礼しました。たった今、「インファーナル・アフェア」を見終わって、とりみだしているところです。

胸が「せつない」で一杯です。せつなくて悶死しそうです。

トニー・レオン、なんであんなに哀愁があるんだろう。

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お当番でした。

あらゆる角度から見て想定問答までやってたのになあ。まだまだ読めていない。やっぱりじっくりやった後にしっかり寝かせなくちゃだめみたい。他人の目になれるくらい間をあけないと・・・。その手間は省略しないほうがよさそう。

とりあえず、お当番お疲れ様ということで、昨日は映画を見ていました(手に汗握る展開でかえって疲れたけど)。時間がなかったので半分しか見られなかった。香港映画はジャッキーチェンくらいしか見たことがなかったのですが、こんなに雰囲気のある映画もあるんですね。続きがもの凄く気になってます。今日は早く帰って見よう。

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My英語強化プラン

自分なりに、どうすれば英語力を強化できるか考えてみました。とくに会話、台詞をなんとかしたくて。(発言のニュアンスをつかめるようになりたいので。)一ヶ月ほど前からやっていて続きそうなのは

・英語日記

何度かこのブログでも触れた、相互添削型のサイトで書いています。これは結構楽しい。無料なので、添削してもらえないこともあるのですが、同時に何人も添削してくれるときもあります。先生ではないので、解説をしてくれるとも限りませんが、どう反応してもらえるかわからない楽しさがあります。添削してくれる人の年齢幅も広い。高校生らしい子もいます。家にいながら世界中の人と交流できるなんて、いい時代になったもんだなー。

慣れていないので、まだ書くのに時間がかかってしまうのだけど、でもやったらやったぶんだけ成長できそうです。本当に文法の勉強になります。(昔の参考書をひっくりかえしながら悪戦苦闘しています。)

・マジックトーカーズ

英語おもちゃとしてお遊び感覚で購入したんですが、使えるのではないかと思いはじめています。最新型で、前は6万円近くしたのですが、会社がつぶれてしまったため 今はとても安く買えます。簡単な日常会話を豊富に収録してあり、テキスト字幕を消してリスニングすることも出来るし、日本語字幕だけにしておいて英文作成の練習もできます。ふたりの会話のうちひとりの部分を音声を消して、返事をする練習もできます(しかもそれを録音してネイティブの発音と比較できる)。まじめにやれば効きそう。買いだったかも。基本的な日常会話が多いのですが、ときどき無茶な例文が出てきたりして面白いです。(強盗に襲われて彼女を置いて逃げてしまう彼の話とか。「ジョー、なんてひどいことをするの。」「しかたなかったんだ」←笑いました)

ただ会社がもうつぶれているので、充電池がへたったとき、もうどこでも購入できないのではないかというのが心配なところ。(そこまで使い込めるかな?)

・i know

はやりの無料英語学習サイト。あたらし物好きなのでやってみました。単語学習は退屈ですが、(でもこういう地道なのが結局大事なのかも。)ディクテーションが出来るのはいいですね。ディクテーションというものはやったことがなかったのですが、英語を聞いて書き留めるという作業をすることで、英文の構造を強く意識できる気がしました(体でつかめるというかんじ)。あと、聞いて書くためには、少しの間記憶にとどめなくてはならないので、この訓練を続けると、リーディングにも効いてくるのではないかと思います。(戻り読みをせずにスムーズに読むためには、やっぱり前の文章を覚えておかなくてはいけないので)

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前回の反省

英語難民となって流浪していたので、反省が遅くなってしまいました。

・この人物は何のために出てきたのか
 全体から、その人物の存在意義を考えれば、しゃべりかたも決まる。悪党の一例として登場している。

・日本の表現に置き換えて
 髪の色なんて、日本人は黒か白か灰色くらいしかありませんが、欧米人は多種多様。当然、描写の言葉も日本語にはないものになります。どんな色か確認して、自然な表現にすること。画像で確認まではしたのですが、不自然な日本語にしてしまった。一応日本語にもある色の表現みたいだからいいか、と思ってやってしまいましたが、マイナーな表現はとらないのが無難。
また、身振りも同様。日本人のものとはだいぶ違う。その身振りが意味する中身のほうに注目して、自然な表現に。

・作者はどう見せたいのか
 「見てくれはいい」と思わせたいキャラなら細部まで徹底してその色をつけていく。マイナス表現は避ける。念頭にあり、気をつけたつもりである程度まで出来ましたが、最後のほうで気が抜けてしまった。最後まで一貫させること。

・違和感ありすぎ
磨いてるの?塗ってるの?どっちかなーとだいぶ悩んだんですが、男性用もあるみたいだからいいかーと思ってやっちゃいました。後半に出てきた表現を全文検索したら、その写真しか出てこないし・・・。とはいえ、やっぱり、違和感ありすぎです。日本の感覚だと、ちょっとそっち系のひとっぽくなってしまう。思いとどまるべきでした。

・冗長は表現をひとことでばしっと
冗長な表現を鮮やかにひとことでばしっときめる先生の腕にはいつも感動します。まねしようと思うのですが、どうも見当違いなところでやってしまうみたい。でも、今回はなんとかわたしも先生とおなじ訳を思いつくことができたんです(事後報告なんでまるで説得力ありませんが…)。すごーく使いたかったけど、その言葉の語源を確認したら、日本昔話が関係してくるので、和風の表現になるんじゃないかと思い、使用を控えてしまいました。
うーん、どうも勘違いしてたみたいだな。そうか、ぱっと見で和風の雰囲気が漂ってしまうような言葉はだめだけど、調べないと純和風であることがわからないような言葉はOKなのね。

・語順
so that構文など、訳し上げるか訳し下げるかいつも悩んでしまう。今回は前文の言葉を繋がりよく受けるため、語順を調節しよう!と考えて訳し上げる形にしてみましたが、知恵を回したつもりが、不自然になっていました。最優先すべきは自然な文章。テクニックに振り回されない。

・訳しきれない皮肉
 派手すぎる表現は日本語におさまりきらないことが多い。その場合、思い切ってカットするのも手。コメディ小説で苦労したかいあって、今回はOKでした。

・矛盾する修飾

気をぬくと見逃しがち。要注意。甲高いとテノールは矛盾してしまう。

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目が覚めたらぺらぺら

あーあ。ある日目が覚めたらいきなり英語が物凄くできるようになってるといいのに…。と、まるでのび太くんのようなぐーたらなことを考えてしまう今日この頃。
この間の打ち上げのときにも感じましたが、当たり前のことだけど、翻訳(英日)を仕事でやるには並大抵ではない英語力が必要なんですよね…たぶん。一緒に下訳をした彼女(訳書が何冊もあるのでもうりっぱな翻訳家ですね)なんて、言葉の端々から、物凄い英語力なんだろーなということが伺えます。なんでも、見たい香港映画で日本語字幕のDVDがなかったので、英語字幕のもので見たとか。貸してあげると言われたけど、わたしじゃ、停止ボタン押しながら見なきゃいけなくなってしまうので、遠慮しときました。(元彼がネイティブだって話もまえに聞いたような)
その彼女に限らず、ふと思えば、これまで下訳をしてきた方々はみんな、英語圏に身を置いたことがある方ばかり。(もちろん先生も。)朝から晩まで英語漬けになって、浴びるほど英語を聞いたり読んだりしたことがあるんですよね。わたしにはそれがない。これって結構致命的なことなんでない?
今まで、意識して英語を勉強しようと思ったことはなかったんですが(←おいおい)、少し、真剣に英語力の底上げを考えなければという気分になってきました。(うーん、でも具体的にどうやって?)原文を読んで、ネイティブに近いニュアンスを感じ取れるようになりたい。学問に王道なしで、地道にやっていくしかないのは分かってるんですが、道があまりに遠すぎて、冒頭のような不届きなことをつい、考えてしまう。

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打ち上げ

うー、やたらのどが渇く。まだお酒が残ってるみたい。

昨日は今回の下訳メンバーと先生とで、打ち上げをしました。

先生は、暴走するふたりの下訳ちゃんたちを抑えるのに、ご苦労なされたようす。いやー恐縮です。でも、先生が直してくれると思うと、安心して、ついついやりすぎちゃうんですよねー。登場人物たちのキャラが濃いので、色のつけがいがあるし。

キャラといえば、どのキャラがお気に入りかなんて話でも盛り上がりました。先生のおきにいりは衝撃のP氏(濃いキャラたちの中でもひときわ濃い、変態悪者キャラです)。えー、それはないでしょーとふたりで一斉につっこみをいれてしまいましたが、あの半端でない力の入れ方を見れば、ちょっと納得。

「たのしかった」といっていただけたのがうれしかったです。未熟者で(仕事は遅いし誤訳はするし)、先生にはご迷惑しか掛けてないのではないかと不安だったので。少しは先生のインスピレーションを刺激するお役に立てたのだといいけど。

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