お当番でした。ふ、あんなに気合いれたのに。こだわった場所はことごとく見当違い。わたしの目は節穴か? 小手先だけで小綺麗にしても、すぐにぼろがでちゃう。細かいところに目が行くようになったのはいいけど、大筋のところでポカしちゃねー。最近、下訳の復習をしながら感じてたんだけど、これからは細かく一文一文みていく復習だけではなく、もっと大きく場面全体でとらえるような復習のしかたをしていかないと。
・最初にまとめて、あとで説明
文章が長かったので、最初にまとめるテクニックを使ってみた。これはOK。今までなかなか上手く使えなかったのだけれど、今回は適切なところで使えたらしい。でも、やっぱり詰めは甘い。
・原文どおりに呼応させる努力を
相手のせりふの、ある言葉を受けて、もう一方が答えている場合、その言葉は統一しないといけませんが、うまくできなくて、その言葉をカットすることで解決しようとしてしまいました。粘りが足りない。やる気になればいくらでもやりようがあったはず。前にもこんなことあったよなあ。
・関係を明確にするため表現
原文が固有名詞でも、場面によって関係が明確になる訳語を選択する。 (奥さん、被害者の両親など)
・数字!
何度やれば気が済むのか? 8と18、間違えるなー! 中学生じゃあるまいし。
・繰り返さない、固有名詞(主語)の省略は基本だが、無理はしない。
それよりも自然な日本語にするほうが優先されるべき。
。
・腰が引けている訳はだめ
言いたいことにスポットが当たるように、必要があれば副情報のほうを弱める、削る。上手く捨てられなかったためにぼやけた訳に。自信がなかったので「どうぞ読者の皆さん、うまい具合に意味を読み取ってくださいませ」的な、ヒジョーに腰の引けた訳になってしまった。相手を論理的に説得しているはずの場面なのだから、肝心の弁護士のせりふが、曖昧だったり腰が引けていたり、意味不明だったりすると小説にならない。
・せりふは当事者同士の関係をよく見て
たとえ弁護士でも、素人相手にしゃべるときにあまりむずかしいことを言わないでしょ。
・相手のせりふの何を受けて答えているのか明確にさせる(ちゃんと会話になっているか)
相手が「パターンAかパターンB、どちらでも好きなほうを選べ」と言っているのに対し、Bだけについて言及するような返答をしている場合、必要あれば、相手のせりふを繰り返したり、相手のせりふ(前文)のほうを、ふたつにわけてBの部分だけ独立させて、Bだけを受けて返答しているのがわかるようにする。(あーいろいろ書いていたら、なんだか訳わからない説明になっちゃった… 自分だけ納得してます)
・一般的に通じる訳語を心がける
たとえネット上で見つけても、一般的にそういわないなら採らない。パートタイム学生って言うのは一般的には言わないよね、やっぱり。たまたまそういっているひとを見つけたからといって安易に飛びつかない(これは一単語に限らず、センテンス検索などするときにも注意)。
・たっぷり寝かせましょう
少し覚めた目で見直せば、当然違和感を覚えたはずの箇所がちらほらと。覚めているときでも、わが違和感センサーはあやしいことがあるので、一度は疑ってみること。
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