遅くなりましたが、前回の復習です。うーん、ことごとく裏目に出ているような。最後の最後で、やめとこ・・・・・・と思って押さえたところは、みんなやっちゃってよかったところだし。ぎりぎりまで訳文をひねり回すたちなのですが(授業に行く途中の電車の中ですら訂正している粘着なわたし)、どうも、提出するひとつ前のバージョンのほうが出来がよい感じ。
・最近のマイ課題は・・・・・・
唐突感をなくすこと!です。原文にひっぱられすぎると読者がいっしゅん、何、なんのこと?と戸惑っちゃうような訳をしてしまいがち。訳している自分は何度も読んでいるので当然わかっているけど、初めて読んだ人にはわからない。きちんとまず紹介して、それから描写。何度も反省しているのにまたやっちゃってました。
・聞きなれない言葉をどのくらい説明するか
現地では有名だけど、日本人はよくしらないような固有名詞をどの程度説明するか、いつも悩むところですが、ある程度知っているひとがいそうな場合は説明せずに出してOKとのこと。ただ、ふつうじゃ耳にしないような専門用語のようなものは説明が必要。わたしの場合、翻訳ものを読んでいても、何でも受け入れてしまう方なので、訳すときにも説明しなさすぎの傾向が・・・・・・。
・小道具を見逃すな!
結果オーライな感じでしたが、意識は薄かった。人の描写などで身につけているものなどにはいつも注意していますが、その場にある「もの」に気づかない場合が多いかも。
小道具はとくに冒頭部分で雰囲気作りに多用されるの心しておこう。
・遠景から近景へ
冒頭部分では、大きな場面の描写から、問題となる中心部へぐーっと寄っていくような、ズームイン的な入り方をすることがよくあります。場所の説明の場合だけでなく、時間的なズームインもあります。今回がそうでしたがうまく処理できず・・・・・・。先生は、必要な言葉を足したりしてそれが明確になるように訳されていましたが、わたしのはぼやぼや。意識できていればもう少し工夫できたはず。
・工夫したつもりだったけど
語順を時系列になおして工夫したつもりでしたが、やるべき場所ではなかったみたい。やっぱりねー。違うだろうなーとは思いつつも練習のためにやってみたのさ!
ふつうバージョンも作ってたんだもんね。(負け惜しみ・・・・・・)
ここは何が言いたい文章だったかというと、一言で言えば「兄ちゃんがなかなか帰ってこなくて待たされた」ってこと。(長いひとことだ・・・)それはすごく意識していたけれど、時系列でやってみたかったのと、「兄が帰ってくるまでに~、~、~していた。」とするには「~、」の部分がやたら多すぎたので、ついつい逃げに走ってしまった。でも、時系列にすると、淡々と時を過ごしている感じになってしまい、その「なかなか帰ってこない!」感が薄れちゃうのよね・・・・・・。それは自分でも感じていたので、苦し紛れに「ようやく」という言葉を足してみたりはしたんだけど。先生の訳を見てなっとく。いったんまとめるテクを使えばよかったのね。いったんまとめながらも、つなげるという、ちょっと高度なバージョンだけど。どうもこのテク、忘れがち。長いときは必ず思い出すようにしなくちゃ。(あ、でも、自分訳(時系列)でも、切らずに最後まで続けられれば、ありだったかも・・・・・・。)
それにしても、この作家は無理してでも一文でつなげた方がよい文章が多いですね・・・・・・。
・何が言いたい文章か常に考える
それがつかめたら、言いたいことをはっきり伝えるために全力を尽くす。じゃまになるものは薄める、カットする。目立たないようにする。
・キャラ設定
キャラの把握が甘かった。ワルの息子にママと言わせちゃまずいよなあ。やっぱり。まだ四十代の母親に、おばあさんみたいな口を利かせちゃったし。年はわかってたんだけど、30近い息子がいるんでついねー。頭が固くなってるなあ。
・誤訳、訳ぬけ注意!
細かいところを軽視しない。今回結構ぽろぽろあったぞ。ちゃんとチェックすること。
・辞書の訳語を頭から信じない
何度も痛い目を見てるんですが、気を抜くとやってしまう。辞書に載っていても不自然な訳語なら採らない勇気を。
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