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ああ、タイミング悪し

5月末、親戚の結婚式で土日出かけてしまう予定が入っているので、今は何も来ないで―と祈っていたのに、そんな時に限って、リーディング依頼がきてしまった・・・・・・。またしても大量で650p、五月末〆切・・・。って、もう、2週間無いじゃない。そのうち、貴重な土日が丸二日使えないとなると(多分荷造りやら服の準備やらで、前日も忙しいだろうし)、わたしのスピードでは厳しい。それでも、休暇を取って請けようかしらとか、電話を受けながら必死にあれこれ算段していたけれど、「実は続きもので、前作も読んで比較してほしいんです」というお話を聞いた瞬間、心が折れました_| ̄|○ それは~ムリというもんだよ。その短い期間の間に前作も読むの~?!

めったにない結婚式がたまたま入ってしまったことを強調し、お休み取ればなんとかなるかもしれないけれど、ほかに都合の良さそうな人がいれば、そちらにあたってみてほしい、どうしてもいないようならもう一度お電話下さいとお願いしました。しばらくしてもう一度電話があり、他の方にお願いしました、また別の機会によろしく、とのこと。ああ、残念~。もう来なかったらどうしよう。でも、「もう、結婚式はないと思いますから、またお願いしますっ」って言ったら、笑ってたし、大丈夫よね? それにしても、毎回毎回すごい納期だ。次は断らないつもりだけど、ついていけるかしら・・・・・・。

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地道に筋トレ(英文解釈)

受験生のようですが、伊藤和夫の「英文解釈教室」や、薬袋善郎(元駿台、代ゼミの先生らしい)の「英語リーディング教本」「英語リーディングの秘密」で勉強のし直し中です。

誤訳をなくしたい! どんな難解な英文でもバリバリ噛砕きたい!というのが動機です。前回のお仕事の、論文で、さんざん頭を悩ませたせいもあります。仕事で、「分かりませんでしたー」では済まされないしねー。

ときどき、英文法の本などは復習していたのですが、英文解釈に注目したのはこれが初めて。翻訳するなら、こっちの方が効きそうですね。もっと早くやっておけばよかった。「英文解釈教室」は結構レベルが高くてびっくりしました。これ、高校生が読むの?まだたどり着いていませんが、10章の「修飾語の位置」などはかなり役に立つのでは?どこにかかっているのか、ぱっと見よく分からないということは、結構あるものなあ。かなりのページが割かれています。だいぶ文法用語を忘れていたので、薬袋善郎の英語リーディング教本も同時進行で勉強しています。先に「英語リーディングの秘密」を読んでしまったのですが、読むべき順番が前後していたようです。独特の用語と記号だらけの内容に、軽く拒絶反応が出てしまいましたが、役に立ちそうな匂いがそこはかとなく漂っているので、最後まで我慢して読みとおしました。リーディング教本の方を読み始めてみたらすっきり。何のためにそこに注目するのかということがきっちり説明されていたので、今度は安心して読めそう。何度も繰り返してしっかり頭に入れたら、岩石並みの堅さの英文にでも太刀打ちできるようになるかも。

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読んだ本をまとめて

ブログに感想をアップする時間がなかなかありませんでしたが、引き続き海外ミステリー読むぞー!!キャンペーンは続いておりました。

読了した本

「誇りと復讐」(上・下)…読者が面白いと思うことをすべて盛り込んだような、つぼを押さえた本。手に汗握る逆転劇がたまらない。

「さむけ」…いぶし銀ですな。

「死ぬほどいい女」…徹夜本。一気読みでした。もの凄くパワーのあるノワール。今まで読んだことのないタイプの本。

「風の影」(上)(下)…薫り高い作品でした。読まずに死んだらもったいない!と思うくらい良かった。こんな本を訳せたら生まれてきたかいがあるというもの。翻訳もとてもいい。文章が美しいです。スペイン語の翻訳家の方ですが、勉強になります。

『犬の力』(上)…言わずと知れた、昨年の「このミス一位」本。

「アメリカン・デストリップ」(上下)…キング牧師と、ジョン・F・ケネディの兄ボビーの暗殺を描いた、USAアンダーグラウンド三部作の第二作。ノワールの巨匠、ジェームス・エルロイの作品。教祖様のように慕う読者もいる作家さんです。独特のリズムが生み出すうねりに、いつの間にか呑み込まれてしまいます。ちょっとでも表現を外すとこうはいかないのよね。

「死の味」(上)…女流作家のきめ細やかさを感じる。情景描写が美しい。

今読んでいる本

「時の娘」「永遠の仔」「アメリカンタブロイド」

「世界ミステリ作家事典」なるものも、奮発して買い込んでしまいました(本格派篇、ハードボイルド篇両方)。これを参考に、面白そうな本があったら片端から読んでいこうっと。ちなみにこの事典、リーディングのあらすじ書きの勉強にもよさそうです。

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いいお天気

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お天気がよかったので公園へ。藤が満開でした。

本屋さんに寄ったら好きな作家が新作を出していたので、早速ゲット。

梨木香歩の「沼地のある森を抜けて」 長編は久しぶり。相変わらず内容も深そう。調子のいい時にじっくり読もう。

益子ミリの「ほしいものはなんですか?」 こっちは漫画なので、もう読んでしまいました。「すーちゃん」「結婚しなくていいですか」と続けて読んできたけど、この淡白な絵からは想像もつかないほど、濃いです。結婚する、しない、子供を産む、産まないなど、大きな分かれ道があるのが、30代~40代の女性。そのアラサー、アラフォー世代の気持ちを見事に代弁。どの立場にもきちんとたって描いているので、どの立場にも共感してしまう。保証はあるが自分の存在感の希薄さに悩む主婦、自由だが、保証もなく子供を育てる喜びを味わえないおひとりさま。立場の違いから時に反目しあう両者。主人公が「張り合わされている」とつぶやくシーンにドキッとした。張り合わせているのはだれか?社会・・・か?

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