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地道な筋トレ継続中…

英文解釈に焦点をあてはじめて、一日一回は英文解釈の本に目を通すようにしています。「日本人なら必ず誤訳する英文」「英語リーディングの秘密」「英語リーディング教本」を一通り終わらせたところです。並行して伊藤和夫の「英文解釈教室」。しかし、地味だ……。地味すぎる。

 ただでさえ翻訳の勉強は地味なのに、英文解釈の勉強はさらに地味。対訳の勉強だって、苦しいことは苦しい。プロの訳と自分の訳のあまりの違いに、ガマの油がたらたら出て身も細る思い(実際には細らないのだが…)。でも同時に目からぽろぽろウロコが落ちる経験ができたりして、わくわくする勉強でもあります。しかし、英文解釈の勉強はひたすら地味で、面白いもんではありません。

 でも、おいしくなくても栄養がたっぷりってことは往々にしてあるもの。良薬口に苦し、ともいうしね。ぜったい栄養になると思うので、がんばって食べ続けます。薬袋善郎さんの本は、説明がちょっと分かりづらかったのですが、考え方は役に立ちそうだったので、自分なりにまとめ直してみようと思っています。しっかり身につけておくと、意味が取れないほど難しい英文にあたる際には、力になってくれそうです。それぞれの本をもう一巡、今度は最初に読んで、知識があやしげだった部分を重点的に。そうだ、evernoteをノート代わりにしてまとめてみよう。あとでどこでも見られるし。

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去年の今頃の自分に会う

Evernoteにいろいろメモを書き込んでいるうちに、去年翻訳の仕事を受けるにあたっていろいろと目標(対策?)リストを作ったことを思い出しました。(Web上で放置されていた…)せっかくなので、少し作り直して、Evernoteに入れ、ipodで持ち歩き、自分に喝でもいれようかと。

どんなものかというと、

・原書を読む早さをアップさせる
・リーディングの勉強
・翻訳スピードのUP
・翻訳書を多読
・和書多読
・下訳の復習
・好きな訳者の訳を盗む
・短編対策
・体力アップ
・事務所の仕事を効率よくする 残業しない
・自分の訳の悪い癖を挙げる
・アクションシーンなど 場面別の対策
・苦手な場面の訳を繰り返し練習 集中特訓
・会話対策
・集中力をアップさせる
・海外ミステリマニアになる
・英文法苦手項目クリアーする

それぞれの項目ごとに、さらに子供のリストがつくってあって、たとえば「リーディングの勉強」についてなら

・読むスピードのアップ
・日本語でまとめる力をつける
・書評サイトなどチェック
・効率的な読み方を考える(メモとりながら?) 
・枝葉をおとす
・あまり自分に酔わない
・人物を描くためのエピソードを落とす
・感情を落とす
・引っかけ伏線を落とす 
・小物を落とす 

こんな具合に具体的な対策を立て、リストにしていました。

一年たった今、実際に経験してみて分かったこともあるので、いろいろ手を加えてみようと思います。

「場面別の対策」のリストなんかは、まだ作りかけですが、しっかり作っておくと迷いが少なくなって、翻訳スピードがあがるかも。

「アクションシーン」、「冒頭」、「会話」、「ラブシーン」等いろんな場面が想定されています。去年のわたし、いろいろ考えてたのねえ。それだけ必死だったんだなあ。見ていると、去年の自分にはっぱをかけられているような気分になってきます。

がんばろー。

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はまってます。

5月中ごろにipod touchを買って以来、すっかりはまっています。ipod touchというのは、普通のipodと違って、iphoneにできることは大抵できる、いわば、電話機能のないiphoneのようなものなんですが、いやー、こいつはほんとにすごいですね。いまさらですけど。

思えば、10年以上前から、中年サラリーマたちに混じってザウルスなどをいじりくりまわしていた元祖モバイラー(もどき?)のわたしが、なぜ今の今まで、こいつに手を出さなかったのか、そっちのほうが不思議なくらい。携帯でネットを見ることすらできなかったあのころ、通信カード代わりの携帯にザウルスを繋げ、あまりの遅さにじりじりしながら、ホームページが表示されるのをまっていたもんだった…。さくさくとホームページを表示し、ツイートやブログのアップロードもお手の物のipod touchを触っていると、まさに隔世の感があります。

なぜiphoneに今までしなかったのかといえば、メジャーすぎるからというのもあったのだけれど(どっちかというと判官びいきなもので・・・)、私が今まで愛用してきたマイナー機たち≪ああ、懐かしの、データディスクマン(誰もしらないだろうなあ)、CE機、リブリエ、リナザウちゃんたち・・・≫のように、愛用中に生産中止になることもないし、なんといっても、アプリケーションが充実しています。多数派のありがたみをあらためて痛感。

しかし、ipod touch自体はもちろん便利ですが、それ以上に、ipod touchのお陰で出会うことのできたアプリケーションたちがすごい。おかげで、クラウドコンピューティングを満喫中。

とりわけアイディアを刺激してくれるアプリが、Evernote(ネット上にいろいろ保存することができる巨大なメモ帳みたいなものです)。最初は使い方もわからず、なんでもかんでも情報を突っ込んでいましたが、なんとなく使いたい方向が見えてきました。

翻訳の調べ物で検索したホームページのクリップなんかを保存したりするだけでも十分便利だけど、この、検索機能の高さを利用しない手はない。表現辞典を作ったらどうだろう。今さっき思いついて、居ても立っても居られない気分に。電車の中で本を読んでいるときに良い表現に出会ったりしても、ipodからサクッとアップロードできるから、あとでまとめようと思って機会を逃してしまう心配もない(fast everという便利なアプリもあるし)。人物描写(美女、大男、子供、若者)、感情表現(喜び、怒り)、いろんなタグをつけて検索可能にする。これって、もしかしてすごいアイディアじゃない?(自画自賛) ああ、なんだか、わくわくする~。

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シャンソン歌手デビュー⁈

先頃母がシャンソン歌手デビューしたので、赤坂のBARに聴きに行ってきました。デビューといっても、師匠や姉弟子の前座でちょろっと歌うだけですが。なんだか身につまされる立場ではございます。
聴いていて、我が師匠の「売り物になる」翻訳、という言葉が脳裏をよぎっていきました。お母さまの歌はまだまだでした。先生や姉弟子さんたちのレベルが高すぎるのか。でも、ああいうのが売り物になる歌というものなのでしょう。娘の欲目をもってしてもまだ売り物とまではいえないなあ。だいたい、シャンソンなのに小節が回っちゃってるんだもの。はっ⁈ わたしもそんな翻訳しちゃってるかも! 
売り物への道は遠いなあ。

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