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いよいよ樹状細胞ワクチン

明日ようやく待ちに待った、樹状細胞ワクチンが受けられます。

樹状細胞ワクチン療法というのは、「樹状細胞の元となる細胞(単球)を体外にとりだし、樹状細胞へ育て、この樹状細胞に「がんの目印」をあらかじめ認識させておいて、これをワクチンとして再び体内に注射して戻す」という治療法です。樹状細胞が育つのに、4週間待たされました。末期がん患者にとって4週間は長い

オーダーメイドの治療で、保険もきかないため、ワンクール(点滴5回くらい)250万近くかかります。実家にはもうそれだけの現金がなかったので、私が出すことにしました。(弟の学費にかかりすぎ!これからしっかり親孝行してね!)ワンクールごとに250万位かかってしまうので、正直なところ先のことを考えるとかなり不安になりました。相方の会社は相変わらず危ないし、父だけではなく、母も守らなくてはなりません。それに、子どものいないわたしたち自身は、年を取って病気になっても、誰も頼りにできません。

でもとりあえず、先のことを考えるのはやめました。きっとなんとかなる。弟も春からようやく一人前の医者になるので、2クール目を受けるころには、少しは貯金してるかもしれないし。そしたら、いままですねかじってたぶんを返還させよう!

とりあえず、今回の治療を受ける分、お金が出せてよかったと本当に思います。まじめに働いてきて良かった・・・・・・。働かせてくれた職場にも心から感謝です。最先端の治療法ですが、それでも現状維持も含めて3割程度のひとにしか効かないようです。でも、そのお金を惜しいとは思いませんでした。父はこの治療にものすごく期待を寄せています。父に希望を持ってもらえただけでも本当に良かった。

ただ、それだけに恐いのは、効果が出なかったとき。父は受けたら治る気満々です。一気に生きる希望を失ってしまうのではないかと心配・・・。

今はとにかく祈るような気持ちです。

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