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使わないならって言われてもねえ

なんだか病気ブログのようになって恐縮ですが、こうやって書いておくことで、ひとりでも多くの同じ病気の方の目に留まり、注意を喚起出来ればと思い、ちょっと書いておくことにしました。
以前もこのブログで書いたことがありますが、わたしは卵巣にチョコレート嚢腫という腫物が出来ています。それがまれに癌化することがあるという話は知っていたのですが、確率も一パーセント未満ということであまり気にしてはいませんでした。
でも、父のことがあって、やはり気になり、いろいろ調べてみたら、年齢がいくにしたがってその確率が飛躍的に上がってくることがわかりました。
30代では1パーセント未満ですが、40代では5%、50代では25%、60代ではなんと、50パーセントくらいが癌化してしまうとか。情報元は病院のホームページだし、そういう追跡調査が行われたという情報はほかにもあったので怪しげなデータではなさそう。
(根拠データらしきものも見つけました 微妙に確率が違うので、まったく別から上がってきたデータかも。表12 年齢別に見た卵巣チョコレート嚢胞の卵巣癌合併率)
30代の1%も少ないように聞こえますが、それでも普通の人が卵巣がんになる確率の12倍。ある論文によると、チョコレート嚢腫は卵巣がんの発現にとって最適な環境なのだそう
長期間このチョコレート状の内容液にさらされると、過剰鉄による酸化ストレスを介して遺伝子のメチル化や損傷が高頻度に起こる。その結果がん抑制遺伝子が失われたり、がん遺伝子が活性化する細胞が出現するのではないかと考えられている。そのため、卵巣チョコレート嚢胞が発生して時間が経てば経つほど卵巣がんの発生リスクが上がるのです」(聖路加病院 百枝医師)
しかも、子宮内膜症の卵巣嚢腫が癌化した場合は抗がん剤などの化学療法が効きにくく、リンパ節に転移しやすい、予後の悪い癌になるとか。
つーか、やばくない?(←コギャル風に。……いやいや、冗談言ってる場合ではなく)
50パーセント以上って…。何の根拠もなく90くらいまで生きるつもりでいたのに。
癌家系(父方は7人兄弟中、5人が癌 内ひとりは卵巣癌)という要素も考えあわせたら、さらに確立上がりそう。
いや断じて、母の目が黒いうちに癌になるわけにはいかん。あんな悲しい目にあったばかりなのに、今度は娘が…なんて。
となると、早い段階でアンジェリーナ・ジョリー的英断を下して、とっちゃったほうがいいのか。
弟は、使わないならとっちゃいなよと気楽に言ってくれちゃってるようですが(使わないっちゃ使わないけどさ)、すでに片方取っちゃってる身としては、もう1個とっちゃうと。。。
相方に冗談交じりで、女じゃなくなっちゃっても(ひげとか生えても)いい?と聞いてみたら、
「いいよ。ハトになんなきゃ」とのこと。
いや、ハトにはなんないけどね。

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