少し救われたけど

父の誕生日が締切だったあのリーディング、別の方も同時に同じ本のリーディングを依頼されてていたことがわかって、ちょっとショックだったのですが(単なる裏取りで、それほどやる必要もなかったのに、父の誕生日をブッチしてまでやってしまったのかと・・・)、先日話を合わせてみたら、別々の出版社からの依頼だったことがわかり、少しだけ救われた気分になりました。

結果的には私がリーディングしたほうの出版社が出版を決めているので、それなりに役に立ってたのねと思うことはできましたが、、、結局翻訳は別の方に依頼されているわけで、、、。その出版社は、去年わたしがリーディングして、出版が決まった本を出版するはずの版元でもあったりします(それもあり、つながりを大事にしなきゃと思って受けたのですが・・・)。試訳をしてもらうから待っててと言われて、はや1年。今回のリーディングでも別の翻訳者にいってしまってることなど考えてみると、たぶんもう、試訳の話、こないな。知らない間にほかの翻訳者で出てそうな気がする。100ページくらい訳してたんですけどねー。残念。

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教えておいてほしかったなぁ

どうしても父の話ばかりになってしまいますが、翻訳関係のほうも少しずつやっています。勉強も続けていますし、仕事もちょこちょこ。つい最近もリーディングの仕事を受けました。リーディングとはいえ、受けると2週間くらいはかかりきりになって帰省できなくなってしまうので(事務所の仕事がなければ1週間もあればできると思いますが)、今の時期、結構受けるのに覚悟が要ります。私にとって翻訳は、趣味や遊びではなく、自分の人生においてとても重要な価値をもっていますので、なるべく受けられるものは受けたいと思っています。
今回のリーディングも、父の体調と、今後の翻訳人生における、この仕事の重要性との兼ね合いを見て、真剣に考えて受けることに決めたんですが、そのリーディング、なんとほかの人も頼まれていたことが判明。話を合わせてみると、どうやら私のほうはおまけというか、裏取り的な意味合いで頼まれたようです。その方のほうが経験もあるので当然ですし、そういうことにこだわりはしないのですが、ただ、そういった事情(裏取りなんだよってこと)は、できれば教えておいてほしかったなーと思いました。その事情が判断材料に加わわっていたら、今回は受けるのをやめていたと思います。締切当日が父の誕生日で、いっしょにお祝いできるの最後かもしれないと思いつつ、ごめんねー、あとでお祝いするからねーと心の中で謝りながら受けたので。
まあ、そんなこっちの事情は知りようのないことだもんな。しょうがないかー。ふつう知らせないものなのかもしれないし。そもそも、締切切りぎりぎりまでかかってしまう自分が未熟なわけだし。とりあえず今度頼まれたらもっとしっかり聞いて受けるかどうか決めよう。

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ちょっと先おくりに

また二か月ほど放置になっていましたっ 心配して見に来てくださってる人もいると思うのでとりあえず中間報告を。翻訳者として採用してもらえる力があるかどうか、試訳をしてみせることになりましたが、問い合わせてみたところ原稿が最終のものではないとのことで、それも少し先になりそうだとのこと。いつ来るか、いつ来るかとはらはらしながらとりあえず最初のほうを一生懸命訳していましたが、それをきいてちょっぴり脱力しているところです。時間が少しあるようなので、ここしばらくは、YAの勉強にと、やまねこ出身の翻訳家の方々の講演会を聞きに行ったり、金原瑞人さんの一日講座を受けたり、ひとさまのお手伝い(というより自分の勉強に近い)をしたりと忙しくしていました。
 やまねこの方々には、掲示板のほうでアドバイスを戴いたりしていたので、これはぜひ講演会にも行かなければと思って参加したのですが、楽しんで訳すという姿勢がとっても印象的でした。なんだかわたし、最近苦しんで訳してばっかりだったんじゃない?と思わず反省。こんなんじゃ、こどもや若い人たちが夢中になれる楽しい本は訳せないよね。
 金原先生の講座は、3時間程度の授業で13pもの課題を見ていくのでちょっといそがしかったかも。でも、砕き方のいい勉強になりました。ついつい、語彙をひけらかすような(いや、ひけらかせるほど豊富ではないですけど)訳をしがちなので、そういった欲はぐっと抑えて、自然で適切な訳をつけられるようにならなければ!


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またしてもがんばりどころ

企画通ったみたい。 出版が決まるのって、リーディングしてて初めてで、なんか感激 わたしが頑張ったと言うより、お師匠様や、みなさま、作品自体の魅力のおかげなのですが。
といっても、まだ翻訳出来ると決まったわけではないのよ。
さあ、もうひと頑張り、頑張るぞー。

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とりあえず

とりあえず、もろもろの計画はおいといて、目の前のことに集中! ここががんばりどころよ!がんばれ、がんばれ、わたし。(気合入れるために寄ってみた。それでは、また!)

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今年の目標①のつづき

その①については、早速行動開始。児童書やYAの翻訳を専門に勉強するオンライン翻訳サークルの会員になりました。やっぱり、勉強したかったら勉強せざるを得ない場に身を置いてしまうのがいいかなと。ひとりだとつい先延ばししたりして怠けてしまうんですよねー。意志が弱いのもので。勉強に限らず何か達成したかったら、ひとを巻き込んだり、ひとに巻き込まれるといい気がする。今までの経験からいって。早速そのサークルでご挨拶し、原書を読みまくって、どんどんシノプシスを書くという勉強会に参加することにしました。これをきっかけにいい本に出会って、持ち込みを成功させたメンバーもいるのだとか。去年は本の海へ飛びだそうと思いつつ、中々原書を読む時間がなかったから(そのかわり、翻訳の勉強はいっぱいしたけどね)、無理無理作るのだー。注文しておいた原書もどっさり届いたし。さー、やるぞー。②につづく~。

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ちょっとだけ体験

また、ずいぶんご無沙汰してしまいました。先日、ノンフィクションの本の翻訳をお手伝いする機会に恵まれました。ノンフィクションは初体験。ちょっぴり気にはなっていましたが、調べもの苦手だし、年齢はともかく頭はお子ちゃまなので、硬い文章って自分には無理そう……と敬遠していました。やってみて、やっぱりだめでしたーだと、先生やいろんな方に迷惑かけてしまいますし。今回は、やらかしてしまっても、ベテランの方が見てくださるという安心感もあり、時間的な制約も考慮していただいたうえで、数章だけやらせてもらえたので、ラッキーでした。
なんとなく、ノンフィクションのほうが、訳すのに時間がかからないんじゃないかなどと思っていたのですが(ノンフィクションの皆様ごめんなさいっ 無知でしたー)、それは大きな誤解でした。やっぱり、おなじくらいかかっちゃうもんなんですねー。文章に凝る必要がない分、そういったところで悩む時間はかからないけど、その文章にふさわしい文体を考えるのはやっぱり、たいへん。特にその分野の語彙がないので、ちょっとした言い回しまでいちいちネットで確認しているありさま。調べ物は文芸の何倍も必要だし。でも、出来上がりには満足していただけたようでほっとしました。久しぶりに人様に訳文を褒められてうれしかったなー(遠い目・・・長くやってるとほめてもらう機会がへってくるんですよね。)しかし、この時間のかかり具合、やっぱり事務所の仕事との両立はきつそうだなあ。ノンフィクションならあるいは、と思っていたのですが。紹介していただいたものの、塩漬け状態になっていた(というか、していた・・・かも)ノンフィクションの翻訳のお話、やっぱりそのままにしておくしかないのかも。。うんと時間をもらえるなら話は別ですが・・・。無理だろうなあ、エージェントだし。今はほんとに動きがとれなくなってしまいました。(相方の会社がついにっ、、、)とりあえず、やれる力はあるんだという自信をいただけただけでも、今回はよかった。それと、自分の苦手な文章を改めて知ることができたのもよかったかも。やっぱり、論文系は苦手みたい。今回作者が章ごとに違ったのだけど、その中の一つが論文系で、ちょっとつらかった。あれをずっと訳し続けろと言われたら、ムリだなー。どうも人の頭の中で展開する文章が苦手みたいですね。読んでこなかったからなあ。

でも、こうやって、いろんな人のお手伝いをしながら、翻訳界の片隅で生きていくのも、一つの手かもしれない。。。好きだから日陰の身でも耐えられるわっ、なんてねー。いやまじめに。翻訳家の皆さま、お手伝いしますよ―。時間をもらえるなら報酬は低くてもOK。できればフィクションの方で、共訳にしてくれたらなおうれしいなー。 
 先日弁護士さんの一人が結婚されたのですが、奥様が翻訳もやってみたいとおっしゃっているそうで、いい学校はないかと相談されました。どのくらいやれば仕事が出来るんですかと尋ねられ、私がかかった年月を言ったら驚かれてしまいました。(長く続けていれば自動的にできるってものでもないんですが)文芸のほうはお金になりませんよーと老婆心ながらお伝えしたところ、お金は関係ないからと言われ、なんだか複雑な気分に・・・。結局文芸の翻訳なんてものはそういう恵まれた人がやるものなのかしらねえ・・・。

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当番も無事?終わり

またしても当番でした。最近は、難解極まりない○○ロイが続いていたせいか、めっきり出席者が減ってしまい・・・。ほんの二、三回くらい前にやったばかりのような気が、しないでもないでも…。でも、○○○ティーだったし、最終的なタッチの調整の部分を丁寧に指導していただけたので、ためになりました。ダメだし、いっぱいされましたよー。自分の場合、かっこよくしたいという欲に目がくらみ、使いつけない言葉をつかって失敗するパターン多し。少しでも違和感を感じたら、絶対使っちゃだめなのよねーと、授業の後、まな板の上にのった者同士、反省しておりました。いくらでも回避する方法はあるものね。変に気負わず、普通に訳せばいいのよ、普通に。うん、うん。

飲み会は、スペイン料理のお店で、とてもおいしかったのですが、またしても、最後の方あまり記憶がない…。せっかく久しぶりの方もいらしたのに、ちゃんと話せてたのだろうか? 横にいた師匠に、暴言吐きまくってしまったのではないだろうか?心配…  最近どうも、飲み方に品がない気がするわー。変に気が大きくなってしまって、大言壮語の気もあるかも。ああ、なんか、おっさんみたい・・・_| ̄|○ (おばちゃんならまだしも。)

でも、ちゃんと覚えている話もあります。きっと、ためになるお話だ!と思って、脳が記憶しておいてくれたのね。訳すのが遅いことが悩みの種なので、師匠にどうしたら速くなるんでしょう、と聞いてみたところ、それより何より大事なことは、上手いと思わせることだ、というお答が返ってきました。うーん、確かに―。しかし、訳すのがあんまり遅いと、締め切りまでに、上手いと思わせる訳文にまでブラッシュアップすることもできなかったりして・・・・うーむ、悩ましいのう。

とにかく、日々努力あるのみですな 最近ではいくら努力しても、し足りない気がしてなりません。勉強すればするほど、己の未熟さを痛感するばかり。こんな実力でポケミスに載せてもらったなんて、今思えば空恐ろしいくらい。しばらく授業はおやすみだけど、一からやり直す気で、気合入れてがんばろ。

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今年最後の授業

101213_183603_2写真中央の謎の物体は東京タワーです。先週の初め、職場のそばから。先端が霧にかすんであんまり綺麗だったから、思わず携帯でパシャリ。しかし、ちょうど手前を歩いていた若いサラリーマンに、「えっ、おれ??」って顔で振りかえられてしまいました。ち、ちがうから!東京タワーだから! そんな恥ずかしい思いをして撮ったのに、ぼけぼけ・・・。あんなに綺麗だったのになあ。残念。くやしいから載せちゃうけど。

先週は今年最後の授業。当番、無事(?)終わりました。余程トンズラしようかと思ったけど潔くまな板の上にのってまいりました。往生際が悪いので、先生に課題を提出した後、当日の昼休みまでしつこく訳文をいじりまわしてましたが、その甲斐あってか、そのままだったら絶対突っ込まれるだろーってところを一個見つけることができたので、ちょっとだけ満足。でも、やはり形より、筋を見ないとだめですね。どっちか迷った時は筋をとること。心にメモメモφ(..)。

飲み会は、危険な店(閉店しないので、帰りそびれる)の方だったけど、今回は無事終電を逃さず帰ることができました。安かったし、楽しかったし、師匠にちょぴっとありがたいお言葉もいただけたし。最近自信喪失気味だったから沁みたなあ。勇気がわきました。厳しい世界だけど、もう少しがんばってみよう。

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本の海へ

大台が近いということで、ずいぶん感傷的になっていましたわ。わたしらしくもない。口を開けただ待っていても、なにも落ちてこない。訳すものがないなら、訳すものを探してくる。どうやら待っている時代でもないようです。持ち込み、真剣にかんがえてみよう。面白そうだしね。一流の翻訳家に師事することができて、ここまで来させていただいたんですから、このくらいでやる気をなくしては、お師匠様にも失礼というもの。

持ち込みの手順としては、まず、本を探し出す→本を読む→本を訳す(またはレジュメを書く)→持ち込む、となると思うのですが、第一段階の「本を探し出す」が、一番ハードルが高そうです。やるべきことがいっぱいあります。とりあえず、情報に接触しなくてはということで、アメリカの書評誌、パブリッシャーズ・ウィークリーを購読し始めました。新人情報が充実しています。有望そうな作家を長期にわたって追っていくとよさそう。情報が集まるところにも積極的に出向いていきたいと思います。(専門書店やネット上のミステリファンの掲示板等)

それにしても本はたくさんありますね。わかっていたけど、まさに大海。その中から未訳で版権があいていて、自分が訳したいと思える本に、果たして出会えるのだろうか。一抹の不安と、わくわくを抱えて、本の海に乗り出していこうと思います。まさに「本の海 航海記」です。このブログのタイトルをつけたときには、そんなこと考えてもいなかったけど。夏休みが終わるまでには一冊くらい釣りあげられるといいなあ。

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