はまってます。

5月中ごろにipod touchを買って以来、すっかりはまっています。ipod touchというのは、普通のipodと違って、iphoneにできることは大抵できる、いわば、電話機能のないiphoneのようなものなんですが、いやー、こいつはほんとにすごいですね。いまさらですけど。

思えば、10年以上前から、中年サラリーマたちに混じってザウルスなどをいじりくりまわしていた元祖モバイラー(もどき?)のわたしが、なぜ今の今まで、こいつに手を出さなかったのか、そっちのほうが不思議なくらい。携帯でネットを見ることすらできなかったあのころ、通信カード代わりの携帯にザウルスを繋げ、あまりの遅さにじりじりしながら、ホームページが表示されるのをまっていたもんだった…。さくさくとホームページを表示し、ツイートやブログのアップロードもお手の物のipod touchを触っていると、まさに隔世の感があります。

なぜiphoneに今までしなかったのかといえば、メジャーすぎるからというのもあったのだけれど(どっちかというと判官びいきなもので・・・)、私が今まで愛用してきたマイナー機たち≪ああ、懐かしの、データディスクマン(誰もしらないだろうなあ)、CE機、リブリエ、リナザウちゃんたち・・・≫のように、愛用中に生産中止になることもないし、なんといっても、アプリケーションが充実しています。多数派のありがたみをあらためて痛感。

しかし、ipod touch自体はもちろん便利ですが、それ以上に、ipod touchのお陰で出会うことのできたアプリケーションたちがすごい。おかげで、クラウドコンピューティングを満喫中。

とりわけアイディアを刺激してくれるアプリが、Evernote(ネット上にいろいろ保存することができる巨大なメモ帳みたいなものです)。最初は使い方もわからず、なんでもかんでも情報を突っ込んでいましたが、なんとなく使いたい方向が見えてきました。

翻訳の調べ物で検索したホームページのクリップなんかを保存したりするだけでも十分便利だけど、この、検索機能の高さを利用しない手はない。表現辞典を作ったらどうだろう。今さっき思いついて、居ても立っても居られない気分に。電車の中で本を読んでいるときに良い表現に出会ったりしても、ipodからサクッとアップロードできるから、あとでまとめようと思って機会を逃してしまう心配もない(fast everという便利なアプリもあるし)。人物描写(美女、大男、子供、若者)、感情表現(喜び、怒り)、いろんなタグをつけて検索可能にする。これって、もしかしてすごいアイディアじゃない?(自画自賛) ああ、なんだか、わくわくする~。

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キーボードを買いました。Microsoft Natural Ergonomic Keyboard 4000

Dsc00456_2 富士通純正の真っ白でかわいい無線のキーボードちゃんが逝っておしまいになったので、あらたにキーボードを買いました。同じものをメーカーから取り寄せたのですが、ついでに、予備のキーボードも買っておくことにしました。どうせなら、ちょっと毛色の変わったものをと思い、エルゴノミクスキーボードにチャレンジ。

か、かわいくない……。でかいし、なんか、すごくメカっぽいのね。

しかし、一日おつきあいしてみて印象は大きくかわりました。惚れたかも

中央が亀の甲羅のように盛り上がっていて、手前には大きな柔らかいリストレストがついています。これで打っていると強制的にリラックスする体勢をとらされる感じ。自然にイスの背にもたれゆったりと深く腰掛けています。手はハの字で中央の甲羅を包むような感じ。肩に余計な力が入りません。アマゾンのレヴューで、「マウスに手を持っていくのもおっくうになるくらい楽!」とおっしゃっている人がいましたが、わかるなー。あと、アメ車に乗っているような感じというひともいましたが、それもなんかわかるわー。個人的にはアメ車というより、宇宙船みたいだと思うけど。

初めはちょっと女性の手には大きい気がしましたが、使っているうちに慣れました。たくさん打つひとにはいいと思う。山のように翻訳しているわけではないけど、それでも一日使ってみると、違いは感じました。いつも気づかないうちに肩があがっちゃっていて、一日やってると肩が凝ってしょうがなかったんだけど、これだと姿勢が矯正されるので凝らないみたい。

うれしい副作用としては、キーボードから手を離したくなくなるので、ネットサーフィンが減ったこと。しばらくつかってみよー。

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電子辞書まにあ

辞書は金で買える実力!

というわけで、ここ数ヶ月で新たに買ってしまった電子辞書が2台。一台は、前にも使っていたペン型スキャナー式辞書、クイックショナリーのジーニアス搭載版。

オークションで6000円くらいで買えてしまった。ラッキーヽ(´▽`)/ 前機種で気になっていた読み取りスピードもだいぶアップしてます。ほぼ満足しているのですが、このタイプの辞書は使いどころが難しい。やさしい洋書なら、この辞書をわざわざ使わなくても読めるし、難しい洋書だと、いくらジーニアスが搭載されていても、小さな液晶画面をちまちまスクロールして読むくらいなら、普通の電子辞書でいいかんじだし・・・・・・まさに、帯に短したすきに長しっていう言葉がぴったり。でも、なんだかんだいって、洋書を読むときは使っています。(ちょうどいい難易度の洋書を読むときには重宝します。なかなかないけど)

もう一台はご本家桐原書店が出しているロングマンシリーズの電子辞書。ロングマンの英和辞書はこなれた日本語訳が売りで、書籍版には8万例しか載っていない文例が電子版には20万例入っています。しかも、文例の日本語訳監修が柴田元幸先生。

普段使っている電子辞書の文例数にはまったく及びませんが、たしかに内容はいいかも。ヒット数が少ない割りに濃いかんじ。うまくヒットしたときには、ひと手間はぶいてくれるいい訳に出会えたりします。ただ、コストパフォーマンス的にはどうかな?1万8000円出す価値があるかどうかは悩ましいところ。

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うちのポメラは室内犬?

ポメラを買いました。犬みたいな名前ですが犬ではありません。簡単にいえば、すごくちっちゃいワープロです。ネットで知ってひとめぼれ。ほんの一瞬だけ、沸き上がる物欲に耐えていましたが、でも、わたしに、耐えられるはずがなかったんです。20代のピチピチギャル(死語)のころから、おじさんたちのはまるザウルスにはまり、新旧あわせて3台も購入、さらに、懐かしのジョルナダも愛用していたわたしには。そう、わたしは、キーボードがついたちっちゃいやつにとても弱い。
このポメラちゃんは、本体が文庫本サイズなのに開くとノートパソコン並のキーボードが広がる仕組みになっています。小さいので机も広く使える。対訳の勉強をするときには原書と訳書を書見台にたてて並べ、さらにパソコンも置いてやっていたので、結構きゅうくつでした。本来は、会議でメモを取るサラリーマン向けに作られたらしい。文章を打つ以外は何もできません。その点では、ザウルスや、ジョルナダにも劣ります。でも、そこがいい。翻訳の勉強に重宝しています。文を打つしかないので集中できる。使ってみると、自分がいかに気が散っていたかがわかりました。静けさを取り戻した感じ。粗訳を作る段階で使うとかなりスピードがあがります。訳す際に外の情報に頼りがちなので、自分のなかから出してくる訓練にもききそう。それに、2秒で文章を打ち始めることができるのは思っていた以上に快適です。やりたい瞬間に、勉強を始めることができる。
ただ、画面はちっちゃいなー。今はいいけどもっと年齢があがったらきついかも。携帯用なのでしょうがないんだろうけど、最初から持ち歩くつもりはあまりなかったので、(持ち歩かなくなるのは経験上よくわかってます)もっと大きい方がよかったなー。あ、でも、それだったらふつうのワープロ専用機か。

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最近のボキャビル 使わなくなったお道具たち

単語力をあげ、原書を読むスピードをUPさせるべく、以前メモリボという電子単語帳を買い、このブログでも紹介したことがありますが、いまはすっかり出番もなくなってしまいました。最近ボキャビルのために使っているのは、電子辞書についている単語帳機能です。メモリボだと、パソコンを立ち上げ、覚えたい単語を専用ソフトを使って入力し、メモリボ本体へ移すという手間がかかってしまいますが、電子辞書の単語帳の場合、もともと原書を読んでいてわからない単語は電子辞書で引いているので、あとは登録キーを押すだけですみます。昔は「出る単」のような単語専門の参考書を使って暗記しようとしていましたが、背景のない単語はすぐに記憶をすり抜けていってしまいます。ストーリーが背景にあると、単語も印象に深く残り、定着率もいい。というわけで、しばらく前から、その日原書で読んだ単語を、電子辞書で引いたついでに単語帳に登録して、すき間時間に見直すことにしています。これなら面倒なことはなにもないので、続けていけそうです。もっと早くから使えばよかったなー。

あたらしもの好きなので、便利そうなお道具はいろいろ試してみたくなるのですが、結局手間がかかる物は使わなくなるということが、最近ようやく分かってきました。スープメーカー、パン焼き器、ノートテイカー、使わなくなってしまったものは、野菜を刻まなければいけなかったり、材料を細かく測ってセットしなければならなかったりと、手間が余計にかかってしまうものばかり。ものぐさには向かないお道具たちでした。多少の手間はかかっても、それを補って余りある効果が得られるようなお道具(エスプレッソマシンとか、スキャナーとか)は続いているんですけどね。

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下訳料の使い道―カシオの電子辞書XD-GW9600

少し前に下訳料をいただいたのですが、初めて翻訳で稼いだ記念すべきお金、ここは、何か気の利いたものに使いたい、ということで、ここ数カ月あれこれ悩んでました。

指輪でも買って、初心を忘れないよう身につけようかとも思いました。ダイヤモンドなんて、努力の「結晶」っぽくていいんじゃないかと。でも、下訳料で買える「結晶」の大きさはしれているし(下訳から学んだことの大きさを考えると、あんまり小さな結晶に変える気にはなれない)、ここはやはり翻訳に役立つものを、ということで、結局買ったのがこれ。Dsc00177

カシオの電子辞書XD-GW9600です。プロの方々は、電子辞書でちまちまひいたりせず、パソコンでさくっと快適に串刺し検索なのでしょうが、しがない勤め人の私としては、できれば通勤時間も辞書をひきたい。パソコンと違って、ぱっとあけて、すぐにひけるのも魅力です。そういえば、はじめてリーディングしたときも、電子辞書を新調したなあ。あれから3年、値段はたいして変わっていないのに、中身は昔に比べて驚くほど充実しています。

なんといっても、ランダムハウスが入っちゃっているのが凄い。英語系ではそのほかに、リーダーズ、ジーニアス大英和、オックスフォード英英、英和活用大辞典(←個人的にはこれもはずせなかった)、専門用語100万語英和、和英等など、日本語系では、デジタル大辞林、日本語大シソーラス(←そう、これも欲しかった 類語辞典が入っている電子辞書も少ないんです)などなど、これ一台あれば、どこでも翻訳できてしまいます。あとはコンテンツカードで英辞郎を入れてしまえば、こわいものなし。 

テキストファイルを表示できるというのもありがたい。スキャナで読みこんだ原書のテキストファイルを表示させれば、辞書引きもかんたんです。読みながら、ボタンひとつで、この充実した辞書群から意味を調べることができます。難点をあげるとすれば、昔のものよりかさばるので、電車の中で立ったままひくのがきつそうな点と、立ち上がりが少し遅い点でしょうか。

スキャナーに、机に、椅子に、電子辞書にと、この1年で、道具ばかりが充実してきてしまいました。中身も負けないように充実させないとなー。

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翻訳のおとも

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去年の九月ごろから使っている、おきにいりのエスプレッソマシーンです。辞書のように翻訳に直接役立つというわけではありませんが、影で大いに支えてくれています。ボタンを押すだけで、豆から挽いた薫り高いエスプレッソが出来上がります。豆を挽く音が少しうるさいのが難点ですが、ボタンひとつの手軽さと、出来たエスプレッソの味はやみつきになります。これを使い始めるまではどちらかというと紅茶派だったのですが、すっかりコーヒー派になってしまいました。コーヒーを飲むと心なしか頭が冴える気がするので、翻訳をするときは、儀式のように入れて飲んでいます。

翻訳といえば、次の授業はお当番。しかも、またもや新しい課題の初回。ああ、プレッシャー。さらに、アガサクリスティーの子ども向けの翻訳ということで、今までとはちょっと勝手が違います。小学校高学年から、中学生対象という事でしたが、中学の時、わたしのまわりではみんなふつうに、大人向けのアガサクリスティを読んでいた気がします。先生のおっしゃるとおり、そんなに子ども子どもした表現にする必要はなさそうですが、久しぶりに訳書を読んだら、やっぱり少し古めかしい表現もあるようです。(結構そういうのも好きですが。)それにしても、昔好きで読みあさっていたシリーズを、授業の課題とはいえ、自分で訳せるのは幸せ。楽しいものですね。(授業当日は、この幸せ気分も吹っとぶことになるのでしょうが)

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これは便利 ザウルスSL-C3000とスキャンスナップのあわせ技

実は、二十代のころからザウルスユーザーだったりするんですが、SL-C3000(3台目のザウルスです)は使えば使うほど便利。下訳中もだいぶ活用していました。キーボード装備で、ワードやテキストが使えて、手持ちの辞書もいろいろ入れることが出来る(EPWING形式のみですが)ので、移動中でも翻訳できてしまうんですよね(おちつかないけど)。今回、下訳料をあてこんで、ちょっと高いけど、スキャンスナップというスキャナーを購入しました。これがまた便利なんです。下訳を受ける前に買っておけば良かったと後悔しました。原書をスキャナーで読ませると、あっというまにOCRソフトに渡されて、テキスト化出来てしまうんです。テキスト化できると何かと使えます。作ろうと思えば対訳集も作れますし、(文芸翻訳でどの程度意味があるかは疑問もあるんですが、一応作り始めてはいます)、辞書引きも楽。ザウルスとの合わせ技で、さらに便利な使い方が出来ます。原書のテキストをザウルスで開くと、スタイラスで英単語をなぞって辞書アイコンを押すだけで、辞書引きができるんです。おかげで、通勤ライフがグレードアップしました。ランダムハウスを入れられたらもっと便利なんだろうけどなー。マニュアルを見ながらいくらやってみても、EPWING形式に変換できず、断念しました。

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集中グッズ

いくら翻訳が好きだとはいえ、ときにはどうしても乗らない時もあります(ときにはじゃない?)。とはいえ、翻訳家の先生にご迷惑をかけてしまうので、やらないわけにもいきません。集中するために、いろいろ試しています。よかったものをいくつか。

1 耳栓

 今のおうちは静かなんですが(引っ越す前に天井と壁が薄くて、愛用してました)、これをするとなぜか集中できるのでやっています。ただ寝不足の時には寝てしまう危険もあり。

2 音楽

 エンジンをかけるのにいい感じ。特に、ジャズがいいようです(歌が入っていないもの)。とりあえず、乗らない時には、聴きながら訳し始めてしまいます。乗ってきたら、音楽をとめて耳栓をします。

3 スリムタイマー http://www.slimtimer.com/

ウェブ上にある時間管理用のソフトです。 翻訳の作業時間を計るために最近使い始めました。便利です。タイマーをかけると気持ちも引き締まって、集中できるようです。でも、時々入れ忘れたり、止め忘れたりしちゃうんですよね。

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アカデミーヒルズ 集中できる空間

引っ越すまでは、休日、家でゆっくり本など読みたくても出来ない環境にありましたので、喫茶店に出かけてみたり、誰もいない職場に出かけてみたり、近所の図書館に出かけてみたりと、随分試行錯誤しました。

で、たどり着いたのがここ、アカデミーヒルズでした。六本木ヒルズの49階(あたりだったと思います)にある会員制の図書館です。六本木(しかもヒルズ)というロケーションがちょっとおしゃれすぎていて気が引けましたが、背に腹は代えられず、見学に行ったその日に会員になりました(今は引っ越して家が静かになったのでやめました)。

とにかく眺めがいいです。会員制なので席が足りなくなることはないようになっていますし、早めに行けば窓際の、やたらと眺めの良い席に座ることが出来ます。摩天楼を眺めながら心静かに本を読むのはまた格別の気分でした。超高層階に住みたがる人の気持ちも判る気がします。やっぱり高いところは気分がいいものなんですね。

机や椅子などの調度品もしゃれていて、デザインがよく、ワンランク上の図書館といった雰囲気です。ただ、図書館と言っても本を貸し出すことはなく、館内の本は館内で自由に読んでよい代わりに、持ち出す場合には購入しなければいけません。置いてある本は、ターゲットがビジネスマンだからなのか、やたらに「金持ち父さん的」な本が多かったのですが、集中するにはとても良い環境でした。使っている人達のマナーもよく、とても静かで、家で6時間かかることが2時間くらいでこなせてしまう感じでした。ちょっと気持ちよいくらいに集中できました。月額6300円は大きかったけれど、月1万5000円位のレンタルスペースなどと比べると割安かも。 

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